反政府デモによるデルタ株の感染拡大が心配です！

　タイ国ではデルタ株が蔓延し、毎日二万人の新規感染者が確認されているというのに、
バンコク都内で二日連続で反政府デモが続いています。やはり若い世代が中心のよう。

　

昨日の夕刻にはバンコク都ディンデン交差点付近で、一部反政府デモ隊と治安当局で
衝突が発生。今までの政治集会と違うのは、一部の若者が暴徒化し警官隊と衝突して
ケガ人が出ていることです。デモ隊の一部で過激さを増しているのが懸念されます。

今年４月には100人以下だった一日当たりの感染者数が８月に入って連日二万人前後となり、
デルタ株の感染拡大やワクチン調達の遅れなど、コロナ対策が不十分だとして、現政権への
不満が今まで以上に高まっています。プラユット首相の辞任も求めてデモが続いています。

　

デモに参加している若者たちは、“政府には医療制度を管理する能力がない。新型コロナの
患者はベッドさえ確保できず、治療も受けられずに亡くなっている” と政府を非難します。

日本と同じで、若い世代にストレスが溜まっているんですネ。　タイでも移動や経済活動の
制限が長期化する中、感染者と死者が増え続けています。先行きが見通せない不安に駆られた
若者による反政府デモは、益々 過激さを増しています。一般市民も同調傾向にありますけど …

　

か と言って、行く手を阻んだ警官隊に石や火炎瓶などを投げつけ、警察の施設に放火するなど
してはいけませんよネ。暴徒化し、これに対して警官隊がゴム弾や催涙ガスを発射して鎮圧に
当たり、警察官を含む大勢のケガ人も出ていますからネ。 コロナ禍なのに困ったもんです。

10日の日などは、反政府デモの主催者が解散宣言をした後に、一部の若者が現地に留まり、
強制排除しようとした警察部隊と衝突しています。双方に負傷者が出て、警察は６人を公務
執行妨害の容疑で逮捕、バイク100台前後を押収したといいます。バイクで行進しますからネ。

　　

コロナ禍での反政府デモは、感染拡大に繋がる可能性も大です。周辺の交通渋滞を招き、
近隣住民に迷惑をかけ、感染者が増えたら目も当てられません。　こんな活動をしても

プラユット首相は退陣しません。政権交代しても今の状態から抜け出すのは容易ではないし、
今 大切なことはデルタ株の感染を、政府と国民が一致団結して撲滅させることでしょうに ・・・　　



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