タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイで大きな問題と思いますが・・・

2008年03月05日 | タイの出来ごと、あれこれ
ワタクシ、タイに出入りさせて頂いている中、いつも不思議に思っていることがあります。

それは、タイ深南部で頻繁に起きるイスラム分離独立派によるテロ襲撃事件に対して、一般のタイ人の無関心さです。どうも同じ
国内で発生している事件とは思えません。昨年だけでもタイ深南部4県で発生したテロによる死者は628人、負傷者は1,734人にも
及んでいる、にも拘らずです。バンコク市で生活していても、タイ人の間で話題にもならないのでしょうか。

2004年~2007年の累計の死者数は約2,800人にも上り、死者・負傷者の合計は2004年の約1,400人から2005年では約1,600人、
2006年が約2,100人、2007年約2,400人と増え続けています。この先 政権も未だ安定しないだけに大丈夫か、ちと心配です。

2006年9月のクーデターでタクシン政権を追放したタイ軍部は、同政権の深南部失政をクーデターの理由の一つに挙げ、
南部は反タクシン派が多くいることもあって、イスラム教徒のソンティ陸軍総司令官がトップになった軍政下でも状況は好転せず、
簡単には南部問題は落着く気配はありません。タイの治安を云々する時に、いつも話題になるイスラム最南部問題です。

ナラティワート、ヤラー、パタニーの深南部3県は、もともとイスラム教徒の小王国であったようですが、約100年前にタイに
併合され、現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒です。タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域となって、
行政と住民の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健衛生、教育などはタイ国内で一番問題視されているエリアです。

タイからの独立を目指すイスラム教徒住民の武装闘争は断続的に続き、タクシン政権が発足した2001年から活発化したようです。
当初、政府は彼らを「山賊」呼ばわりして、独立運動の存在を認めていませんでしたが、2004年1月に軍の武器庫が襲撃され時から
これを機に「山賊」を「テロリスト」と呼ぶようになった、と最近の日系新聞に載っていました。

結構、教員(過去4年間で74人が犠牲となる)もイスラム過激派に標的にされたり、警察官、軍関係者が被害に遭うため、
政府関係筋の機関では、上司から部下に「南部へ転勤させるぞ!」という脅し言葉が誕生するくらい危険な場所となりました。

更に心配されることは、反タクシン派が多い南部ですから、今後タクシン氏の政府関与が強まることです。タクシン氏が再度
表舞台に出てくるようですと、もう一波乱起きることも懸念されます。同問題は、タイ国の解決すべき最優先問題だと思うのですが・・・

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http://blog.goo.ne.jp/nagaichi_1950/e/aa6c325fbec57426873528029ef1a480 


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