20日に民主活動家グループによる反政府集会が行われていましたが、今日も3カ所で
実施されるよう。在タイ日本大使館も出来るだけ近づかないように注意喚起しています。
場所は都内の民主記念塔前、国会議事堂前、バンコク芸術文化センター前のスカイウォーク。
今日6月24日(1932年の88年前)は「立憲革命記念日」にあたり、無血クーデターによって
<タイ民主記念塔>
タイ国(当時はシャム国)が絶対君主制から立憲君主制へと移行された、革命日になるんですネ。
今日はそれに合わせた民主活動家グループによる反政府集会ですから、目的があるのでしょう。
今月初め、カンボジアの首都プノンペンで反政府活動家のワンチャルーンさん(37)が拉致
されています。彼は、元々 タクシン派の政治活動家です。タイで民政による民主主義を強く
唱えていましたので政府支持派から 反感を抱かれていました。安否を気遣う声もあります。
<ワンチャルーン・サッサクシットさん>
2014年にタイ軍がクーデターによってタクシン派政権を追い落し、当時 陸軍司令官だった
プラユット氏が実権を奪ったことを強く批判してきました。その後、軍事政権から出頭命令を
受けたため、身の危険を感じて隣国カンボジアに逃れ、プノンペンで実質的な亡命生活を
送っていました。今でも同国内にてSNSなどで軍政 及び 現政権への批判を続けていました。
2018年には、当時のプラユット軍事政権をフェイスブックで強く批判したことにより、適切な
証拠なくして誹謗中傷を行なった「コンピューター犯罪法」違反容疑で指名手配もされています。
<ワンチャルーンさんの救助活動も ・・・>
現在「非常事態宣言」下ですが、規制が緩やかになりだし、またワンチャルーンさんが拉致
されたことと重なり、ここのところ集会が増えてきています。余りに反政府活動家が騒ぐと、
6月30日までの「非常事態宣言」が解除されなくなってしまうかと、懸念してしまいます。
今日の各集会も反政府活動家らがタイ全国学生連盟などに呼びかけ「立憲革命記念日」に合わせ、
タイ政府とタイにあるカンボジア大使館へ、ワンチャルーンさんの救助運動にするのでしょうネ。
実はこれまでも、およそ8人の反政府活動家(主にタクシン派)が逃亡先のラオスやカンボジア、
ベトナムで行方不明になっているそうです。行方不明者の中には、メコン川で遺体となって
発見された人もいたといいます。どこの誰がやったか全て不明ですが、こんなことも起きて
いますので、彼のような活動家が拉致されると、同じ仲間や家族が心配するのは当然です。
現在、非常事態宣言下にあるということは、軍が出動できることを意味します。心配の余り集会が
デモなんぞに変わると、非常事態宣言の解除の延期もありえるでしょう、それが気がかりです。
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