ついに懸念されていた事故が起きてしまいました・・・ そうです。バンコク市内での象の交通事故死です。
先月16日に、ブリラム県から物乞いの出稼ぎに来ていた象と象使いらの家族が、シーナカリン通りを横断していた時に、酒を
飲んで運転していたトラックが突っ込み象と象使いの少年(16)が死亡し、同行していた2人も重軽傷を負ってしまいました。
バンコク市の条例では、象が街中を歩くことを禁止していますが、象を育てるのに月5万バーツ以上もの食費がかかる生活苦の
為にバンコク市内にやってくる象と象使いを大目にみている面があるのでしょう。今までにも市民が怪我をしたり車との接触事故に
遭ったり、渋滞を引き起こしたりと、トラブルも数遭ったようですが、象と象使いが死亡する、というのは珍しいことです。
タイでは1989年(19年前)に森林伐採が禁止され、象の本来の働く場所が無くなり、今では観光ショーやイベントが
主な仕事となりました。しかし絶えず観光客が訪れるプーケット等では、比較的象も象使いも、何とか生活できるようですが、
象がたくさん居るスリンやチェンマイの地方では、賄い切れないようです。なんせ 野生の象でしたら一日200~300キロもの
エサを必要とし、トイレも一日100~200キロ排泄するそうですから・・・ まったく人間からしてみたら想像もつきません!
しかしながら以前から、物乞い象の徘徊に対してアジア象の友財団などの動物保護団体からは、「夜には寝るはずの象を
深夜過ぎや明け方まで連れ歩くのは、象を虐待している」「大きな事故が起きる前に出稼ぎ象問題の対策を」と求めていました。
一方こんなニュースも流れています。
チェンマイ大学の研究チームによれば、象の鳴き声には、リラックス効果のあるインフラサウンド(可聴音波)と、元気づける
効果のあるウルトラサウンド(超音波)が含まれ、自閉症や恐怖症などを治療する働きがあるといいます。そこで同大学の
「エレファントセラピー」研究チームと政府系森林工業機構とランパン県(チェンマイ県の隣)の象保護センターも参加して
自閉症ケアプログラムの開発に取り組んでいるそうです。
ラムパン県の自然保護区内の象園に自閉症の子供4人を3週間滞在させ、それぞれ象1頭の食事や入浴の世話をさせた結果
子供達は集中力が増し、勉強にも興味を示すようになったと言います。研究チームは、象のセラピーを受けた自閉症の
子供には自助努力や社会性の向上もみられたと発表しています。唯 問題は費用が一人につき10万バーツ以上に上り、
研究を続けるのは、政府の援助なりスポンサーが不可欠だとも報告しています。
どうも 先の物乞い象の交通事故死と同研究報告と、チグハグしている感がありますネ。また象には人間には聞こえない
低周波音能力がとても優れていると言います。この低周波音を使ってコミュニケーションをし、20キロほど離れた仲間をも
認識できるそうです。2004年12月末のプーケット島での大津波の時も象がいち早く津波を察知して、象使いを丘の上に
連れて行き数名の象使いの命が助かったエピソードは記憶に新しく残っています。
自閉症効果や低周波音能力などを利用して、象が生き残る活路を見い出せないでしょうかネ。
日系企業もこんな所に援助や協力をしてあげて欲しいモノです。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
先月16日に、ブリラム県から物乞いの出稼ぎに来ていた象と象使いらの家族が、シーナカリン通りを横断していた時に、酒を
飲んで運転していたトラックが突っ込み象と象使いの少年(16)が死亡し、同行していた2人も重軽傷を負ってしまいました。
バンコク市の条例では、象が街中を歩くことを禁止していますが、象を育てるのに月5万バーツ以上もの食費がかかる生活苦の
為にバンコク市内にやってくる象と象使いを大目にみている面があるのでしょう。今までにも市民が怪我をしたり車との接触事故に
遭ったり、渋滞を引き起こしたりと、トラブルも数遭ったようですが、象と象使いが死亡する、というのは珍しいことです。
タイでは1989年(19年前)に森林伐採が禁止され、象の本来の働く場所が無くなり、今では観光ショーやイベントが
主な仕事となりました。しかし絶えず観光客が訪れるプーケット等では、比較的象も象使いも、何とか生活できるようですが、
象がたくさん居るスリンやチェンマイの地方では、賄い切れないようです。なんせ 野生の象でしたら一日200~300キロもの
エサを必要とし、トイレも一日100~200キロ排泄するそうですから・・・ まったく人間からしてみたら想像もつきません!
しかしながら以前から、物乞い象の徘徊に対してアジア象の友財団などの動物保護団体からは、「夜には寝るはずの象を
深夜過ぎや明け方まで連れ歩くのは、象を虐待している」「大きな事故が起きる前に出稼ぎ象問題の対策を」と求めていました。
一方こんなニュースも流れています。
チェンマイ大学の研究チームによれば、象の鳴き声には、リラックス効果のあるインフラサウンド(可聴音波)と、元気づける
効果のあるウルトラサウンド(超音波)が含まれ、自閉症や恐怖症などを治療する働きがあるといいます。そこで同大学の
「エレファントセラピー」研究チームと政府系森林工業機構とランパン県(チェンマイ県の隣)の象保護センターも参加して
自閉症ケアプログラムの開発に取り組んでいるそうです。
ラムパン県の自然保護区内の象園に自閉症の子供4人を3週間滞在させ、それぞれ象1頭の食事や入浴の世話をさせた結果
子供達は集中力が増し、勉強にも興味を示すようになったと言います。研究チームは、象のセラピーを受けた自閉症の
子供には自助努力や社会性の向上もみられたと発表しています。唯 問題は費用が一人につき10万バーツ以上に上り、
研究を続けるのは、政府の援助なりスポンサーが不可欠だとも報告しています。
どうも 先の物乞い象の交通事故死と同研究報告と、チグハグしている感がありますネ。また象には人間には聞こえない
低周波音能力がとても優れていると言います。この低周波音を使ってコミュニケーションをし、20キロほど離れた仲間をも
認識できるそうです。2004年12月末のプーケット島での大津波の時も象がいち早く津波を察知して、象使いを丘の上に
連れて行き数名の象使いの命が助かったエピソードは記憶に新しく残っています。
自閉症効果や低周波音能力などを利用して、象が生き残る活路を見い出せないでしょうかネ。
日系企業もこんな所に援助や協力をしてあげて欲しいモノです。
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