クーデターより怖い タイの洪水、いつまで続く？

　　
　対応を 迫られるタイ政府は、その名も 「ニュー・タイランド計画」 という、緊急措置を　発表、
その内容は、GDPの約９％にものぼる9,000億バーツ （約２兆２千５百億円） 規模の計画を策定。
まずは、冠水した７つの工業団地を 年内に完全復旧させる予定だそうです。　昨日からの続き …

インラック首相は、「日本企業はタイに対し、依然として信頼を寄せている。　タイの国策で工業誘致を し
そこで日本企業が進出してタイ経済に貢献してくれている。　まずは インフラを 整えないといけない」 と

　

洪水の被災日系企業に対し、機械の持ち込み時の輸入関税の免税、輸入手続きの軽減化、
復旧支援の為の応援要員の就労手続きを 簡素化することなど コメントしていました。　

　そりぁ～　気遣ってくれるのは有り難いことですが ニュー・タイランド計画、 年内だ、なんて
言っちゃって大丈夫でしょうかねぇ～　　年内って、もう11月ですよ、出来る訳ありませんよねぇ～

計画も大切ですが、現状を 何とか せにゃ～なりません！　昨日 言いました、バンコク東部にある運河の
水門を、周辺住民の求めに応じて開けた為、バンコク北東にも排出量が増え バンコクの広範囲に影響が

　

出てくる可能性が強まりました。　友人が言うには、来週初めにはスワンナプーム国際空港も危ないと
言い出しています。　今まで 散々 来るぞ、来るぞ、と言われ続けて 三週間が過ぎていますので
どうも 信用しきれませんが、こんなニュースを 聞くと現実味を 押してきます・・・

バンコク日本人学校が11月14日まで臨時休校していることを 受けて、日本人駐在員の家族で国外を 含め
バンコクからの避難者数も増加しているようですが、11月31日 12時現在、バンコク日本人学校在籍者数
2,568名のうち2,069名がバンコクから避難中だそうで、全体の約８割が避難しています。

また　我々もお世話になっている入国管理局 （バンコク北西 チェーンワタナ通りの政府合同庁舎に入居
している事務所） も 浸水範囲拡大により 一時閉鎖して、都内二カ所に業務を 移転すると発表しました。

　

　実は、海外に発信されている誤った洪水情報が、プーケット・チェンマイなどの観光ツアーにも中止・
延期に拍車を かけていると、タイホテル・旅行協会が タイ政府に適切な対応を 求めています。　

政府は プーケット・サムイ・パタヤ・チェンマイなど地方の主要観光地には、洪水が及んでいないこと、
スワンナプーム空港は通常通り稼働しており、出入国に何の支障もないこと、この２点を 海外にアピール
するよう リクエストしています。　が、スワンナプーム国際空港は こんなこと言えない状況になるかも …

　いつまで 続くタイの大洪水、人間が起こすクーデターよりも　自然洪水の方が よっぽど怖い！　



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