タイは タバコやアルコールの規制が 結構 厳しい国の一つですが、アルコール販売の
無許可の店に対し、2月に入ってから 抜き打ち検査を すると発表しています。
大学などの教育施設近くにアルコール飲料の販売許可証を 取得せず、違法にアルコール
飲料を 販売しているお店が数多く存在しているとのことで、同調査を 行なうとしています。
酒の違法販売をしているお店は1万店以上あるとされ、スヌーカー店、インターネットのゲーム店なども
調査対象だとか。 未成年者が多いけど、こういう所でもアルコールは販売されているんですねぇ~
昨年の8月頃かな、マスコミが 飲酒による健康への悪影響と社会的な問題のため、アルコール販売に
ついて規制が強められることは報道されていました。 2008年に、アルコールの販売時間が11時から
14時と17時から24時の規制、テレビドラマなどでの飲酒シーンにはモザイクがかけられる等、映像の
露出の規制が、いくつか施行されました。 しかし、決して 同問題が解決しているとは言えません。
<アニメまでのもモザイクがかけられている…>
それで、政府は規制を 強めるべく下記の骨子を 発表していました。
* 広告の際には飲酒による健康被害について警告文を 合わせて掲載する。
* レストランなどでのビヤガールは禁止する。
* ハッピーアワーなどの安売りは行なわない。
* 深夜0時以降、バーやレストランでの販売を 禁止。
* グラスやジョッキ、灰皿、Tシャツなどのノベルティーを 禁止。
* 20才未満の未成年への販売禁止。
そう言えば、レストランでのビヤガールが 極端に少なくなったような気がします。 でも守られて
いないようです。 私の近所のファミリーマートでは、一日中アルコールの販売を していますからネ。
これらを 強化しようというものですが、旅行者にとっては販売時間の規制に加えて、土産にもなってる
ノベルティーグッズの規制やビヤガールの禁止など、観光収入にもつながる部分もあり、政府内でも
反対意見が出て、どうもハッキリしていないようです。 この成り行きが注目されていました。
それが去る23日に、アルコールの販売に関する規制の変更、そして強化されると報道されました。
販売規制時間の午前11時から午後2時の間と午後5時から24時は、基本的に小売店鋪での販売が
対象でしたが、今回からは10 リットルを 超える卸し売りにも適応されるとのことです。
国際空港内は対象外で、また営業許可を 受けたエンターテインメント施設なども午前0時までとなり、
違反には1万バーツ (約3万6000円) の罰金が科せられるといいます。 今回の報道ではキャンペーン
ガールやノベルティーの禁止については、何も触れておらず、今回の規制強化では見送られたようです。
今年に入って、新政権による新たな規制強化策が実行に移されつつありますが、今のところ、
市民に反発する声はありません。 タイの人たちは どう思っているのか ・・・
アルコール規制なんて、生活する上で大した問題じゃぁ~ ないのかも知れません。
アルコールの販売許可も大きな財源です。
規制と酒税は難しい問題です。
酒税もあがろうというものです。