12月5日は プミポン国王の86歳の誕生日でしたネ。
例年ですと、バンコクの宮殿のバルコニーにお出ましし、国民に向けてスピーチを なさいますが、
今年は、8月から静養されているホアヒンのクライカンウォン離宮での式典となり、ここで国民に
向けて団結を 呼びかけました。 そう、現政権に対する反政府デモは まだ 終わっていません。
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デモに参加している連中は、プミポン国王の呼びかけを どんな気持ちで聞いたんでしょう?
国民は、歩行者天国となった離宮前の大通りでも、お誕生日を 祝っていましたが、反政府デモ隊が拠点
とするバンコク都内ラチャダムヌン通りでも、抗議活動が一時中止され、祝賀行事が行なわれていました。
先週は 国王誕生日までには終息されると 予測する声が大でしたが、それどころか、今日以降も、
全国規模で展開するようです。 「タイの平和と安定に全国民が義務を 果たしなさい」 と団結を 訴えた
国王の心境は、いかばかりかとお察しします。 86歳のご高齢の国王に こんなご心配を させるとは …
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<再びステープ氏が反政府デモを 呼び掛けている…>
国王のお言葉を 無視するかのように、昨日の夜 反政府デモを 率いる野党・民主党のステープ元副
首相は、反タクシン元首相派が占拠する首都バンコク北郊の政府合同庁舎で演説。 インラック政権
打倒に向け、9日に全国で一斉に決起するよう国民に呼び掛け、より一層 緊張が高まりそうですヨ。
10日の火曜日は 憲法記念日で祝日なんですが、ステープ氏は演説で「月曜日の9日より立ち上がり、
権力を 取り戻すために闘う」 とし、全てのバンコク市民が首相府に、地方住民は地元の政府庁舎に
向かってデモ行進するよう訴えていました。 それに対し、親タクシンと親政府の赤シャツグループも
10日にアユタヤで大規模な集会を 行なうようです。 市民と市民のぶつかり合いは避けたいものです。
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国民同士での騒乱が一段と深まれば、“国王の裁定という伝家の宝刀” も考えられますが、ご高齢で
ある為、2006年の軍部クーデター発生時、国王による暫定政権承認などで事態が沈静化した時のようには
いきませんでしょうねぇ~ 期待するには余りにも 86歳のプミポン国王には 荷が重すぎますよネ。
現政権を 実質 支配するタクシン元首相の帰国を 実現させるための恩赦法案審議を きっかけに、一気に
過熱してしまった政治対立ですが、タクシン氏と現政権は 何でも通ると、ちょっと 読み違えましたネ。
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噂によると、総決起が失敗に終わった場合、諦めて投降し闘いを 終わらせるという話も聞こえています。
そうなれば 良いんですがねぇ~ インラック首相も デモ対応のため、日本・東南アジア諸国連合
(ASEAN) 会議出席に合わせて12日から予定していた訪日など、直近の外遊の中止を 決めています。
さぁ~ どうなることやら。 10日が山場を 迎えるかも ・・・
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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死者まで出すような事を恒例行事とは言いにくいですね。
日本のだんじりなどの荒れる祭りのように考えるわけにもいかず、
アメージングなタイランドと納得する以外なさそうです。
王様は本当にお疲れの様子。
我が天皇陛下も体力が落ちておられますが
国民の尊敬を一身に浴びるお二人には
もっと長生きしていただきたいですね。
デモの主導者であるステーブ元副首相は、9日のデモで一区切りつける、と言ってますが、どうなりますか?
タイの政治対立は、タクシンファミリーが政治家を廃業しない限り、半永久的に続きます。
タイの政治対立は、バンコクと地方(南部を除く)の地域対立、有産階級と貧困層の階級対立、現王室派とタクシンの反王室派の対立、工業従事層と農業従事層の産業対立・・・・複雑な構造になっていてやっかいです。
>これで政権が変わると、アセアンで唯一、選挙で首相が選ばれない非民主的な国となりアセアンのリーダーに成れなく成ります。
そんなことはないでしょう。
ベトナム、ミャンマー、ブルネイなどトップリーダーが選挙で選ばれない国があります。
シンガポールのように、形式的な民主主義で首相が選ばれても、リクアンユー王朝の独裁下(?)で非民主的な国もあります。
首相(大統領)が民主的に選ばれるのは、インドネシア、フィリピン、マレーシア程度ではないでしょうか?
アセアンのリーダー国(盟主)は、昔も今もインドネシアです。
タイは将来的にもリーダー国家にはなり得ません。
どうやら、今日と明日が山場になりそうですが、見守りながら また ブログしますね。
再度 ご意見を お聞かせ下さいませ。
これからも 機会があれば、色々と聞かせて下さい。