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東南アジアの麻薬王、ついに逮捕される!

2017年01月27日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 先週の20日、メコン川を挟みラオスと国境を接するタイ東北部のナコンパノム県で、
放置された乗用車の中から 乾燥大麻約500キロを発見したと報道されました。 
どうやらラオスから密輸されたと見られていますが、いつも半端な量ではなく驚きます。

タイ国内での大麻やケシ栽培は、軍や警察など治安当局による取り締まり、非政府組織である国際NGOに
よる知識の普及、王室プロジェクトによる代替作物への転換などにより、ほとんど見られなくなりました。 

 

が、ミャンマー、ラオスなど周辺国では未だに大量に栽培されており、タイの麻薬売買の立ち位置は、
「生産・販売」 から 「取り引き中継場所と消費者」 に変容しただけで、何ら解決に至っていません。

そんな中の先月19日、スワンナプーム国際空港で麻薬密売組織の大ボスが逮捕されました。 
ラオス国籍の、ザイサナ・ケオピンハ容疑者 41歳 です。 今回の逮捕は異例でしたネ。

逮捕の瞬間がニュースで大きく取り上げられ、収めた写真もマスコミ各紙に掲載され、連行されて
いる場面がユーチュブ (You Tube) にもアップされています。 それがこれです。
タイ在住の方々は、テレビのニュースでも ご覧になったでしょう。

 

逮捕を直接指揮した警察庁麻薬取締局長のソムマーイ警察中将の言葉からも、タイ警察は、よほど
これまで悔しい思いをしてきたのでしょう。 これまでの鬱憤を晴らした様子が画像にも映っていました。

タイ人の知人曰く、ソムマーイ警察中将は “この男には、麻薬によって死んでいった大勢の老若男女に
対し責任を取ってもらう。 今はたいへんな資産家だろうが、これからは乞食よりも貧しい思いを
させてやる” と述べたらしいですヨ。 その悔しさが、確かに伝わって来ましたネ ・・・

 

既に5年以上も前から麻薬取締当局の監視対象になっていたにも関わらず、逮捕に至るまでの証拠が
掴めずにいたのです。 つまり、それだけ慎重な組織運営をしていたということでもありますけど。

ザイサナ容疑者は、自国ラオスでリゾート・ホテルや高級自動車の販売会社を経営していたそうですが、 
これは捜査当局の目をくらますためだったようです。 その精巧な隠ぺい工作のため、当局はこれまで

 
 <ソムマーイ警察中将>

相当 地団駄を踏んでいたようですからネ。 関係者50人以上を検挙していますが、彼の逮捕には至らず、
それがここにきて、ようやくその大ボスを起訴に持ち込めるだけの証拠を当局が積み上げたそうです。

ザイサナ・ケオピンハ容疑者が、取り仕切っている密売組織は、ラオスからタイに麻薬を持ち込み販売
するだけでなく、タイを通過してマレーシア、シンガポールへも販路を広げていたと推測されています。
 
 この話、まだ 続きますが 長くなりますので明日に ・・・  




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