今年に入ってタイで気になることがあります。それは自殺が増えているように思うから。
しかも高校生や大学生と若い年齢層が目立ちます。タイで何か 起きているんでしょうか?
男女の痴話げんかの末、拳銃自殺するという事件は 全国のアチコチで 時折 耳にします。が、
最近、2月から3月の1週間でチュラロンコーンなど名門大学に通う6人の学生が飛び降り
自殺したのには驚きました。 勿論、タイでもショッキングなニュースとして世間を騒がせました。
暑さのせいでも無いでしょうが、タイでは暑さが増す3月・4月が一番 自殺者が急増するようです。
「現在、世界の自殺者数は毎年100万人以上に上り、平均40秒に一人が世界のどこかで自殺で
死亡しているという状況」「自殺は世界全体での死因のトップ10に入り、男性の自殺者数は
女性の3倍」「自殺は世界でも大きな社会問題の一つだ」と、世界保健機関は警告しています。
自殺大国と言われる日本は、18年の自殺者数は2万598人。男性が女性の約2倍となって
います。死亡原因の8位になる日本籍を持つ私が 言える立場ではありませんが 話します。
タイ保健省の調査では、近年のタイは、自殺は若年層の死亡原因の2位を占める
ようになり、16年は4,131人が自殺し、約5万3,000人が自殺未遂をしたそうです。
タイの男女比は、男性が女性の4倍にもなっていると聞きました。日本と比較すると
少ないように感じますが、自殺を図る若年層が増えていることに深刻さを感じます。
この「若者の自殺」に歯止めをかけるべく、チュラロンコン大学教育学部の教授らが、過去
4年にかけて、国内外で大学生活を送っている学生たちの精神状態について調べてきました。
その報告では「学生全体の6.4%が自殺を図ったか、あるいは自殺を図ろうとした
ことがある」ということが分りました。 6.4%は、大変 大きな数字でしょうネ。
タイ人学生が精神的に落ち込む主な要因は精神疾患ですが、次の3つを挙げています。
1) 成績が伸びない 2)金銭的な問題 3)異性、友人関係のこじれ
こうした要因は誰にでも起きやすいことですが「家族や友人、先生に悩みを打ち明けることが
できない学生ほど、悩む時間が長くなり、鬱の症状を患うようになる」と報告していました。
この報告を受けて 同大学は保健省の協力の元、全国の教授・医師らに呼びかけ「若者の自殺
行為」をストップさせるべく、動き出しました。 長くなりますので明日に続きます。
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