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軍政が タイ国際航空を どこまで 立ち直させられるか?

2014年06月25日 | タイのちょっと気になる報道!

 プラユット議長 率いる軍事政権で、タイ国際航空の組織も 随分と改革されているようです。

5月の旅客数が前年同月比24.6%減の126.8万人、搭乗率は59.8%で、前年同月の66・4%を 下回ったと
報道される中、先週の同航空の取締役会で、アムポン前会長、アドゥン前警察長官ら取締役4人が 辞表を
提出しています。 4人はいずれも前政権寄りとされおり、軍事政権から辞任圧力がかかったようですヨ。 

 

タイ国際航空の業績が悪化したのは、「昨年後半からバンコクで大規模な反政府デモが続き、更に今年
5月には クーデターで民選政権が崩壊した。 その混乱に伴い、外国人旅行者が減少した」 としています。

でも 本当は、これが大きな要因ではありません。 タイ国際航空は、タイ財務省が株式の51%を 保有し
他にもタイ政府系投資ファンドとタイ政府系銀行などが出資し、タイ政府資本の出資比率が約7割に上り

半官半民以上の会社です。 かつての日本航空のように 親方日の丸的発想で、甘えと傲慢体質が続き
昨年から航空トラブルも多く、以前から経営赤字なんです。 ここの労働組合も強気で問題児なんですネ。

 

労組は 「長い業績不振とトラブルは、経営政略とビジネス開発に問題があったことが原因であり、
監督する立場にあった経営幹部に全て 責任がある」 と、絶えず ストを する姿勢で構えています。

 同航空も そろそろ、日本航空を 会社更生法の適用から2年で営業利益2千億円という V字回復を 成し
遂げた稲盛和夫氏のような改革経営者を 送り込むか、社員の意識改革が必要だと言われていました。

経営幹部は政府系からの天下りも多いようですから、プラユット議長がタイ国際航空を
テコ入れするというのは、グッドタイミングなのかも ・・・

 

 4人の辞任前には、タイ国際航空の役員に対する無料搭乗の特典を 廃止することも決定しましたしネ。
役員とその家族は、一年間にビジネスクラスで国内線10往復と国際線10往復を、無料で搭乗できる
特典があったようです。 世界中 どこでもですからネ。 素晴らしい特権です (笑)。

これを 廃止するようですヨ。 同航空会社の赤字は、税金で補填されることに なるわけですから、
これ以上国民の負担を 増やせないというのが理由でしょう。 当然で、真っ当な考え方です。 

 

 でも考えてみれば、政権がコロコロ変わり そのたびに政治介入が頻繁に起こされ、様々な利権の
奪い合い、それに伴って 社内抗争も起きる、というタイ航空もタイ政府の被害者なのかも知れませんネ。 

昨年は、約120億バーツ、今年も1月~5月で約44億バーツの赤字を 計上するなど、経営は
低空飛行が続いていいます。 このままだと、崩壊の道を 辿るでしょうネ。 プラユット議長は
タイ国際航空を 軌道に乗せることが出来るでしょうか? どうなるか見守りましょう ・・・  



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