タイでゴルフ友達になりましょ。

ゴルフをしながらタイの豆知識・エピソードを発信するプログです。チョット得する、心が元気になる、そんなブログにしたいな?

タイの困った問題! (2)

2009年04月02日 | タイの出来ごと、あれこれ
2003年に46万人だった国内の麻薬中毒者が昨年60.5万人になるなど、麻薬汚染が深刻化しているタイ。

ソムチャイ元首相が行った「麻薬取り締まりキャンペーン」、やはりアピシット現首相も4月1日から半年間
締まりを強化すると発表しています。 同題は誰が首相になっても大きな由々しき問題で当然のことです。

但し アビシット首相は薬物撲滅運動をスタートするに当り、半年以内に中毒患者12万人を更正施設に
入居させる事を目標にする等、近年増加している薬物中毒患者を減らすことを明確な目的としています。

それは、2003年にタクシン元首相が薬物撲滅に取り組みはしたものの、密売組織関係者として殺害した
約2,600人の中には無実の人も含まれていたとして、当時大きな人権問題に発展した経緯があり、同じ
過ちを繰り返さないことを強調しながら方法を変えて撲滅に取り組む姿勢を訴えています。

タイは過去20年で国内の大規模なケシ畑をほぼ撲滅しましたが、ミャンマー、ラオスといった近隣諸国から
覚せい剤などが大量に流入し、タイだけでは麻薬問題を解決できずにいるのが現状です。

こんな近況下ですので少しでも身近な所の覚醒作用のあるモノから規制しようと、薬物制圧委員会では、
エフェドリンそのモノは覚醒剤の原料にもなり、最近乱用されているプソイドエフェドリンを含んだ風邪薬の
規制にも乗り出し、プソイドエフェドリンは鼻づまり治療薬として市販されていますが、プソイドエフェドリンを
含む薬については一度に60錠以上の購入、所持が禁止されるようになりました。

風邪薬まで? でも これくらい気を使って、ちょうど良いのでしょう。

またタイ政府の麻薬取締を強化する施策として、死刑を含む刑罰の更なる極刑化、特に若者の深夜以降に
歓楽街でたむろする禁止処置等を積極的に打ち出しているようです。日本も同様ですが、深刻な問題は
どこの国でも一緒です。やはり未成年者や若者の使用・乱用です。

いつだったか、先の「国際麻薬乱用撲滅デー」を受けて、“都内の職業高校で覚せい剤の売買が
行なわれている” との情報を掴んだ警察は、その高校で尿検査を行なった所、生徒14人の内15歳から
18歳までの女子生徒11人、男子生徒3人が陽性反応を示し補導されています。ホント 由々しき問題です。

一口に麻薬と言っても、ヘロイン・マリファナ・コカイン・・・等々ありますが、最近では「ヤバー(YABAH)
という薬物が、工場にも出回り ある工場などでは従業員の訴えで尿の検査を実施した企業では、
約20%~30%の者が使用しているというデータが出て、経営者たちを慌てさせていました。

若い人達の間で急速に広まっている、このヤバーは目が醒め、活力、元気が出て、使用が増えると凶暴に
なったりする弊害もあり、且つ神経が犯され、健康体に戻れない恐ろしさがあり、ヘロインなどは効果が
現れるのに20分程度を要するのに、ヤバーは10秒程度で効き目が出る事も人気がある理由のようです。

ヤバーは中国、韓国、インド等よりミヤンマーに供給され、カプセルに入って売られているようですが
現在常用者が見つかっても、他の薬を服用中と言われると判定が困難でもあり、警察は病人扱いとし、
逮捕はしない、出来ないようですから 一層と問題解決に手こずっていると聞き及びます。

タイの麻薬問題、政府がよほど本腰を入れて、且つ 近隣諸国と相互協力してやらないと 
解決はほど遠いでしょう。 我々は見守るしかありませんが・・・ 



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです   


  タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト



最新の画像もっと見る

コメントを投稿