しかし、とんだ茶番劇でしたネ。「12月末まで日本への国際線フライトの新規予約を
停止する」という要請は、国土交通省・事務方幹部の早とちりだったようです。
2日になって 岸田首相が、“日本人の帰国需要に十分に配慮するよう” 指示が出て、
国土交通省からは新規航空券予約の一律停止要請は、撤回されることになりました。
岸田新政権の水際対策強化では「日本に到着する航空便について、既存の予約について
配慮しつつ、新規予約を抑制する」という方針を掲げていました。また水際対策に対し
迅速さが必要という政策も手伝って、斎藤国土交通大臣の許可を取らずに航空会社に
要請してしまったようです。当然、大臣も首相も知らなかったというお粗末さでした。
国土交通省が予約の制限をかけるのは、今までにも有りましたし、何も不思議でも
ありません。ですが、昨日 当ブログでも触れたように、日本人帰国者も含めて一律
停止というのは、あまりにも極端な要請でした。急転直下、撤回されて良かったです。
でも 特に日系の航空会社は振り回されましたねぇ~ 国土交通省から要請があれば、日系
航空会社は従わざるを得ません。国土交通省から「12月1日から新規予約を停止させる」
という要請が出されたのが11月29日で、撤回が昨日でしたので、実際に予約が停止された
のは12月1日だけでした。岸田政権は訂正も撤回も、迅速で良かったのかも知れません。
コロナ禍で新たにオミクロン株の出現という有事の日々ですからネ、朝令暮改は仕方ない
でしょうかネ。 そう言えば タイ国でも然り、毎日発表される内容が変わっていますから。
プラユット首相は昨日の会見で、“今の時点では、オミクロン株の懸念による全国的な
ロックダウンは不要であり行なわない。 しかし、来年1月16日から再開予定だった
バーやパブなどの娯楽施設の閉鎖は、延長される可能性が高いだろう” と述べています。
タイ国は11月1日より「ワクチン接種済みの外国人旅行者は隔離無し」の再開国を実施して
一カ月が過ぎ、その間 空路での入国者は133,061人(日本人5,146人)でした。この中には
タイ人も含まれていると思いますので、すべてが外国人観光客というわけではありません …
しかし、この中から陽性者も確認されていることも事実であり、一昨日でしたか52歳の
日本人の感染者も出ていました。タイ国は毎日5千人前後の新規感染者が、日本は二人目の
オミクロン株が確認されました。日タイ政府の 朝令暮改の指示や要請、 暫くは 続くでしょうネ。
岸田官邸は国土交通省の航空局を悪者に仕立て上げましたが・・・真相は違っていました。
予想通り、岸田官邸が憲法すら読んでいない、情けない司令塔であったことがバレてしまいました。
「ヒトの話をよく聞く」が得意な岸田総理だが、実態は「軽率・短慮」であることがバレてしまいました。
これじゃ、前任の菅総理の方がマシだった、なんてことになりそうだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/90071
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/89971