タイでスタートした麻薬撲滅運動！

　　
　新政権の公約でもある 「初めて自動車や住宅を 購入する人」 への減税策が、次々に承認されている …

が、実施される多くの公約の中でも、薬物を 一掃するキャンペーン 「麻薬撲滅宣言」 が、私 一番に
成功してほしい公約ですネ。　シリキット王妃が８月の誕生日演説でも 若い人達に覚醒剤が蔓延している

現状を ご憂慮されていましたし、色々な世論調査でも、政府が取り組むべき重要課題の上位に麻薬
取締まりが挙がってもいました。　このままでは タイの若い人達が大変なことになりますからねぇ～

　
＜ご憂慮されるシリキット王妃…＞

最近 郊外へ向かう大きな沿道で、ピックアップ トラックなどが、検問で 止められているのは、
既に 全国で薬物の一掃キャンペーンがスタートしているからなんでしょうネ。　

11日にインラック政権は、バンコクのタイ首相府で式典を 開き、麻薬の集中取締まりに乗り出すと
宣言しました。　なんでも一年以内に麻薬汚染の８割の削減を 目指すそうで、式典には取締まりの指揮を
執るチャルーム副首相と関係閣僚、官僚ら約500人もが参列しており、その意気込みが垣間見られます。

　タイ国内の麻薬中毒者は推定 120万人～130万人、国民の約50人に一人に上るとみられ、その大半は
16歳～24歳の若者であると … …　取締まるだけでなく リハビリも必須で 深刻な社会問題です！

　
＜リハビリも…＞

今年に入り、覚せい剤や薬物が数十キロ単位で押収されるケースが相次ぎましたが、氷山の一角とみられ
更に 驚くことには、バンコクで今年の４月　薬物所持の罪で16歳から17歳の少年らが逮捕された事件！
警察も予想していなかった最近の 「運び屋事情」 が明らかになっています。　これは問題ですヨ・・・

　麻薬捜査官が 路地で挙動不審な三人の少年を 見つけ、所持品検査を したところ、下着の中などから
覚醒剤12錠、粉末状の麻薬20包などが見つかり、その後 少年らの部屋から覚醒剤1,745錠と銀行の振替

伝票20万バーツ分を押収しています。　少年らはコンピュータゲーム店の経営者に誘われて半年前から
違法薬物の運び屋となり、ひと月あたり3,000バーツ以上の報酬を 得ていたと いいます。

　
　 ＜どれだけ逮捕できるか…＞

経営者の女は、この地区一帯を 縄張りとする薬物組織の一味で、店に遊びに来る少年達に、報酬と引き
換えに運び屋を やらせていたようです。　少年らは、いずれも中毒者ではないことから、警察からマーク

されることもなかったんですネ。　担当捜査官も 「少年が運び屋だったとは想定外、しかも三人とも犯罪とは
無縁のタイプ。　ゲーム店の常連には家庭問題を 抱える子も多く、お金につられやすい。　運び屋としての
バイト代を 学費にあてていた子もいた」　と 話しています。　

　少年三人は ・・・ 　長くなりますので 明日に続きます。　




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