タイは WHOから、「世界のモデル国」 と評価されているものに、「禁煙活動とエイズ対策」 があります。
ところが、そのエイズに関しては、ここ最近 再度 予防啓発活動の必要性が増していると言うのです。
今月初めに タイ保健省が、覚せい剤中毒者・一般人・近隣国からの外国人労働者ら約13万人を
対象に実施したエイズ調査によると、HIV感染者の割合が最も高かったのは、同性愛者が 21%に上ぼり、
同性愛者の5人に一人がHIV感染者だと、発表しています。 また 同性愛者の感染者が増えていると・・・
タイでは、27年前の1984年に 初めてエイズ患者が確認され、北部の性産業の従事者を中心に、また
同性愛者にも広まっていき、タイ国全体で エイズ感染者が急増するのは1980年代後半からでした。
1990年代に入り、政府は予防中心の政策を 掲げ、国を挙げて徹底したエイズ予防策を 推進しました。
コンドーム100%使用の促進運動やメディと連携し、1時間に一回 1分間のエイズ啓蒙の為の広報 CMを
テレビに流すなど その徹底ぶりは世界的にも話題となりました。 当時の副首相であったミーチャイ氏は
率先して コンドーム使用運動に尽力、自らのレストランでも啓蒙し ミスター・コンドームと呼ばれと…
<コンビニの店頭で売られているコンドーム…>
それら啓蒙活動の努力の甲斐あって、1990年代後半には 感染者数が減少に転じ、タイは世界から
「エイズ対策に関する世界のモデル国」 と評価されながら、2000年代を 迎えていきます。
一方、予防政策に比重を 置いていた為 治療や生活のケアなど、患者を 社会全体でどう受け入れるかと
いった新たな課題も浮上… こうして予防中心の政策からケア中心の政策へと移り、ケアの活動を 中心に
注力している中、今回の予防啓発活動の必要性を 訴える話しが出てきたわけですネ。
2000年代前半には、新薬が開発され 必ずしも死に至る病ではないという認識もされ、また 国家エイズ
計画として、1)予防 2)エイズ患者に対するケア 3)感染者の人権尊重 の三項目を 柱に 保健・
医療サービス・カウンセリングの向上・人権保護法の整備などが進められて来ました。
<ノンタブリ県の庁舎に、建てられたコンドーム博物館…>
ところが、「世界のモデル国」 なんて言われて、国家エイズ計画の 2) と 3)を 中心に行なってきた為
最近では 1990年代のような予防活動が疎かになり、若年層 (15歳~24歳) と同性愛者の間で、上述の
ように 性感染やHIV感染者が微増しており、正しい知識や意識の希薄化が、再度 懸念されています。
やはり ケアを しながら、HIV感染者・エイズ患者が社会と共生していける環境作りも進めながら
基本となる予防も忘れてはいけませんネ。
改めて 予防啓発活動の重要性を 感じている、最近のタイ保健省のようです・・・
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