昨日は、今日の汗ばむほどの天候とは反対で、一日肌寒い日となりました。そんな中、雨が降ってくる前にさといもを植えました。例年は、3キロほどしか植えていませんでしたが、今年は少しがんばって、10キロ植えてみました。「土垂」(どだれ)という子いもを食べる、関東では一般的な種類のさといもです。
さといもは乾燥に弱く、日照りの日などが続くと極端に出来が悪くなってしまいます。今年の夏は、はたして干ばつ気味なのか今から気になっています。水やりしなくてもいいように、”適当”に夕立があればいいなあと祈っています。10月以降霜にあたるまでの、長いお付き合いです。
今週は、先日まいたごぼう(左写真)やじゃがいもの芽などが次々、顔をのぞかせました。桜が咲き、散るまでの間にも、徐々に季節が変わっていくのを、野菜からも感じ取れます。
また、昨日は2月からお世話になった「温床」を片付けました。寒い冬の間、まいた野菜の種を温度を確保して、発芽をうながす天然の加温機で、落ち葉を中心にその発酵熱を利用するため、すでに落ち葉は半分くらい分解されています。 これらも畑で半年以上寝かせ、完熟たい肥として土に戻っていきます。
湯気が出ている落ち葉を袋につめながら、身の回りにあるものを利用し、最後まで無駄なく使っていた昔の人の知恵を、毎年のように実感しています。