「衆院千葉7区補選、民主が自民に競り勝つ 太田氏初当選 (朝日新聞) - goo ニュース」によれば「民主党の太田氏は、雇用、高齢者福祉、教育の現場に『格差が広がっている』と指摘し、『負け組ゼロの社会が必要』と訴え」、激戦に勝利したようです。ベンチャー企業の隆盛も手伝ってか最近「勝ち組・負け組」という言葉をよく見聞きしますが、あくまで経済的な優劣や社会的な地位・生活環境の違いであって、生死を懸けた問題ではありません。
仕事を終え駅から家に向かう途中『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (12)』を買いに書店に立ち寄ったところ、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (12)』の隣に平積みされていた『特攻の島 1』が目にとまり、あわせて買うことにしました。『特攻の島 1』は太平洋戦争で日本の敗色が色濃くなった頃、回天という特攻兵器に身を投じた若者たちのお話です。(志願兵たちが本当にこのマンガに書かれているような会話をしていたのかはわかりませんが)国に忠誠を誓い自らの命を惜しげもなく捧げつつも、一個人として死の意味を見出そうとする登場人物たちには考えさせられるものがあります。たとえ所謂「負け組」であったとしても、現代の日本人は家族や恋人を見て一喜一憂したり、飲み屋で同僚と上司や仕事内容の理不尽さを愚痴ってみたりと呑気に暮らしている訳ですが、目の前に確実かつ強制的な死を突き付けられたとき人は何を考えるのでしょうか。
終戦から60年以上経つまでに世界の各地で様々な戦争がありました。幸いにして日本は直接的な戦争に巻き込まれることはなく、良くも悪くも「平和ボケ」した生活を送れています。しかし回天の乗組員を初めとして第2次世界大戦で命を散らせた人々の死の意味づけは、今後我々がこの「平和ボケ」した生活の意義をいかに理解し維持できるかにかかっているかと思うと責任重大です。
# 選挙の投票率が低迷していますがそれこそ平和ボケで棄権している場合じゃないですよね。
仕事を終え駅から家に向かう途中『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (12)』を買いに書店に立ち寄ったところ、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (12)』の隣に平積みされていた『特攻の島 1』が目にとまり、あわせて買うことにしました。『特攻の島 1』は太平洋戦争で日本の敗色が色濃くなった頃、回天という特攻兵器に身を投じた若者たちのお話です。(志願兵たちが本当にこのマンガに書かれているような会話をしていたのかはわかりませんが)国に忠誠を誓い自らの命を惜しげもなく捧げつつも、一個人として死の意味を見出そうとする登場人物たちには考えさせられるものがあります。たとえ所謂「負け組」であったとしても、現代の日本人は家族や恋人を見て一喜一憂したり、飲み屋で同僚と上司や仕事内容の理不尽さを愚痴ってみたりと呑気に暮らしている訳ですが、目の前に確実かつ強制的な死を突き付けられたとき人は何を考えるのでしょうか。
終戦から60年以上経つまでに世界の各地で様々な戦争がありました。幸いにして日本は直接的な戦争に巻き込まれることはなく、良くも悪くも「平和ボケ」した生活を送れています。しかし回天の乗組員を初めとして第2次世界大戦で命を散らせた人々の死の意味づけは、今後我々がこの「平和ボケ」した生活の意義をいかに理解し維持できるかにかかっているかと思うと責任重大です。
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