去年肩こり解消を目的としてHHKB Professional HYBRID Type-S、Kensington Pro Fit Ergo Verticalワイヤレストラックボール、BoYata ノートパソコンスタンドを導入したことは以前ご紹介しましたが、もう一つ試したことがありました。仕事用のカバンを手提げタイプのブリーフケースからバックパックに変更することです。コロナ禍とあって外出する用事が激減しているので、なかなかカバンを持って出掛ける機会がなかったのですが、頻度は少ないながらも何度か使うことは出来たので使用感をお話ししたいと思います。
僕が手に入れたのはTUMIのAlpha 3 ブリーフパックというバックパックです。Webで見る限り作りもしっかりしていて、収容力もありそうだし、TUMIならではの地味な感じのナイロン素材なので、よっぽどフォーマルな場でもない限りは利用シーンも選ばなそうな逸品です。
いざこのバックパックが自宅に届き、現物を見て驚いたのはその大きさです。容量にして26リットルくらいはあるバッグなので相応の大きさではあるのですが、思っていた以上に大きなバッグでした。またその大きさに対して、肩にかけるストラップ部分の幅が細いような第一印象を持ちました。しかし、実際に背負ったり、持ってみると、大きすぎて煩わしいということはまったくありません。バリスティックナイロンは生地自体が重いので、荷物を詰め込んだTUMIのバッグは重くなりがちですが、ストラップが細すぎて肩に負担が掛かることもありませんでした。全体的に作りが非常に丁寧で、バッグ中央部分の上下と両脇に配置されたジッパー付きの収納スペースや、内部コンパートメント内に用意されているポケットは、仕事道具を分類して入れておくにはとても使いやすいです。
このバッグに荷物を詰め込み仕事に出掛けた際に、一番便利だなと感じるのは出先のどこかで腰を下ろして作業を始めるときです。このバッグは中にモノが入った状態で垂直に立たせて置くことができるので、バッグの口を開けて手の届く範囲に置いておけば、自分が使いたいモノに簡単にアクセスすることができます。例えば隙間時間にカフェに入って少しパソコンで文章を書くしたら、店内の席に着くなりこのバッグを自分の側にぽんと置けば、あたかもその席に即席の道具棚ができたような感覚で、すぐに作業に取りかかることができます。手提げタイプのブリーフケースも椅子やテーブルの脚に立てかければ何となく立たせることはできますが、このブリーフパックのように好きな位置で自立させることは難しいですし、立たせたとてバックの中身へのアクセスのし易さはブリーフパックの足下にも及びません。考えてみれば当たり前のメリットなのですが、いざ自分で使ってみて始めた実感できたバックパックの優位性でした。
第一印象は予想以上に大きいなどとネガティブに感じましたが、日常的に使い出すと、ブリーフパックの大きさはもはや後戻りできない快適さでしかありません。僕はこのカバンを仕事用に使っているので、仕事をするときに固定的に必要となる道具を常時入れた状態になっています。いわばレギュラーメンバーですでに一杯になっているブリーフパックですが、バッグの形状が縦方向に長いために特に自分で意識せずともバッグ上部に常にスペースの余裕が生まれます。このちょっとしたスペースの余裕が結構便利なことが多く、例えば出先でお土産を頂くなど急に荷物が増えてしまうことがあった時、以前ならば手に持って帰るしかなかったものが、このブリーフパックだと大概空きスペースに収納することができるのです。常に荷物が1つにまとめることで、移動がとても楽になります。
また、移動するときに両手が空くことがこれほど快適だとは思いませんでした。特に雨の日は手提げバッグと傘で両手が塞がってしまうことを考えたら、ブリーフパックを使うことは自分の腕がもう一本追加されたことと同じ効果ですよね。フライトチケットやパスポートなどで手が塞がれがちな海外出張に行くときなどに機内持ち込み用バッグとして使うのも良いかも知れません。
調書の目的だった肩こり解消だけでなく、出先での作業効率が向上したり、収容力が上がって移動も快適になったりと、良いこと尽くめの商品でした。
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