物欲王

思い付くまま、気の向くまま、物欲を満そう

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もし人生で買える時計が一本だけだったら

2023-02-12 20:50:34 | 服/カバン/時計/小物/日用品

この動画で標題の設問が提示されていたのですが、確かに悩ましいですね。

生まれた瞬間から人生最期の時まで1本で済ませるというのはあまり現実的ではないと思うので

  • 社会人になった瞬間からその後の人生を1本の時計のみ過ごす
  • その時計を修理、オーバーホールすることは可能
  • ストラップやブレスレットを交換してカスタマイズすることも可能
  • 仕事に行くときも、プライベートもすべて1本の時計で済ませる(e.g. 海水浴に行くときだけ別の時計を使うなどは許されない)

という前提条件で僕も考えてみました。

全天候、全シチュエーションで1本の時計を使うことになるので、防水機能は必須です。また、ほぼ人生のすべてを一緒に過ごすことになるので、飽きがこない定番デザインでありながら、安定性やメンテナンス性に優れることが望ましいです。

ロレックス デイトジャスト 36 ウォッチ: オイスタースチール - m126200-0002

ロレックス デイトジャスト 36 ウォッチ: オイスタースチール - m126200-0002

オフィシャルサイトでオイスタースチールのデイトジャスト 36 ウォッチを見る。モデル: m126200-0002

Rolex

 

となるとまず思い付くのは、まず廃番になることがないだろうロレックスデイトジャストでしょう。

時計を長年使い続けるための大きな壁だと僕が思うのは、他の時計への憧れや2本目が欲しくなる気持ちを如何に抑えるかだと考えます。特に社会人になりたての二十歳前後の年代は、ロレックス・オメガといった有名ブランドへの憧れや、機械時計自体に対する興味がなかなか抑えられないのではないでしょうか。その点、ロレックスは誰もが知っている有名ブランドですし、堅牢性や作りの良さからも高い満足感が得られるはずです。

また、ロレックスの中でもデイトジャストは定番中の定番ですので、何十年と使っても定期的にオーバーホールをすればかなりの精度と防水性能を維持しながら使い続けることができます。ロレックスの正規サービスにオーバーホールに出せば、外装もきれいに磨き直してくれますので、よっぽど酷い使い方をしない限りは、いつまでも新品同様です。

デイトジャストはサイズ、素材、ベゼル形状、ブレスレット、ダイアルがいろいろと選べますが、シンプルに36mmのケース、オイスタースチール、スムーズベゼル、3列のオイスターブレスレット、シルバーダイアルであれば、長年使い続けられそうではないでしょうか。ケースサイズを小さくしたのは、老年期に入ったときにも腕に負担が掛からず使い続けられるような配慮のつもりです。

Seamaster Aqua Terra 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 38mm - 220.10.38.20.02.001 | OMEGA JP®

Seamaster Aqua Terra 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 38mm - 220.10.38.20.02.001 | OMEGA JP®

Seamaster Aqua Terra 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 38mm の詳細をご覧ください。 220.10.38.20.02.001

Omega

 

デイトジャストと同様の理由でオメガシーマスター AQUA TERRAも良さそうです。ロレックスのオイスターケース同様に防水性能は十分ですし、定番機種ですので、季節や利用シーン、年齢の変化にあわせてブレスレットの交換も楽しむことができます。コーアクシャル脱進機構のお陰でメンテナンス頻度も少なくできるでしょうから、ランニングコストを含めるとロレックスよりも優秀かも知れません。

SBGA211 | グランドセイコー公式サイト

SBGA211 | グランドセイコー公式サイト

グランドセイコー公式サイト

 

海外ブランドが先行しましたが、日本のグランドセイコーも外すことができない有力候補です。若い頃はとかくスイス勢の時計に目が行きがちですが、グランドセイコーの「雪白」ダイヤルをひとたび目にしたら、果たして何人がグランドセイコーを買わずにスイスブランドにたどり着けることでしょうか。和紙を貼り付けたようなふわふわとした文字盤は、社会人になってからそれこそ老いるまで飽きることなく眺め続けていられそうです。冒頭に紹介した動画でもコメントがありましたが、若い人がグランドセイコーを使っていたり、あるいはある程度年を重ねた方がグランドセイコーを身に付けていると、この方は時計をよく分かっている方なんだという評価に確かになると思います。周囲の人との会話のきっかけにもなると思うので、この辺りも大きなメリットですね。

また、外観はオイスターケースのような雰囲気ではありますが、ブライトチタンケースは見た目に反して非常に軽いので、年を取っても体力が落ちても腕時計を煩わしく思うことはないでしょう。

加えてクオーツによる調速を行うスプリングドライブはセイコーならではの機能ですし、感動的なくらい精度が安定しています。一生使い続ける時計だけに時間合わせの頻度が少なければ少ないほど使い心地が良いでしょうから、これは重要なポイントです。

ちなみにオメガ、グランドセイコーよりも前にロレックスを置いたのは、サイクロップレンズがあるからです。恐らく年を重ねると視力が落ちてくるでしょうから、サイクロップレンズの有無は日付の視認性に大きな差を生むことでしょう。

GW-5000U-1JF | CASIO

GW-5000U-1JF | CASIO

重厚なメタルケースで、スクリューバックを採用した初代モデルDW-5000に、先進のテクノロジーを搭載したモデルです。電波を通しづらく受信には不利なフルメタルケースで、か...

CASIO公式ウェブサイト

 

若い方がグランドセイコーをしていると一目を置いてしまう話を出しましたが、逆にお年を召した方がG-SHOCKだったりすると、これもまた格好良いと思います。ビル・ゲイツさんがカシオのエントリーモデルを身に付けているという話ではないですが、年齢を重ねて収入にもゆとりがあるだろう年代の方が、これまでの人生の中で恐らく様々な時計を経て、最終的に道具として信頼できるG-SHOCKに原点回帰したのかなと思うと、やはり時計を分かっている方なんだなと感じてしまいますね。

DW-5600E-1 | CASIO

DW-5600E-1 | CASIO

飽くなき強さを求めて進化を続けるタフネスウオッチG-SHOCKの定番スクエアタイプです。初代DW-5000のDNAを引き継いだ5600シリーズの基本モデルです。

CASIO公式ウェブサイト

 

G-SHOCKはかなり種類が多いので生涯使うとなると、部品がなくなりそうにないロングセラーモデルが良いと思うので、定番デザインながら金属ケースやスクリューバック仕様になっている前掲のGW-5000U-1JFか、シンプルなDW-5600E-1JFが良いでしょう。これらの機種なら若いときには嫌みがなく、年を重ねてからは道具として最適な時計選びをする方だと好評を博すこと間違いなしです。

DW-5600E-1JFやGW-5000U-1JFなどのG-SHOCKのORIGINモデルは、メタルブレスレットやメタルベゼルなどサードパーティ製の交換パーツが用意されているので、自分の年齢に応じて外装パーツやブレスレットをカスタマイズする楽しみもあり、長く愛用できる製品と言えるのではないでしょうか。

結局僕がたどり着いた結論は冒頭に紹介した動画のそれとあまり違いはない結果になりましたが、皆さんなら何を選びますか?

 


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