とあるWebページによるとHappy Hacking Keyboardの下にマットを敷くとタイピングがさらに快適になるらしいです。COVID-19の影響が続く今、少しでも快適に自宅で仕事が出来るのであれば買わない手はありません。ということで早速購入して試してみました。
自宅に届いたパッケージは実に地味な見た目です。小さなキーボード用のマットなので薄くて小さく、梱包を解くときもまるで封筒の中から手紙を取り出すかのような感覚です。新しく買ったMacやiPhoneを開封するかのような興奮がなくても致し方ないかも知れません。ただ、一度この地味な見た目のマットをHHKBの下に取り付けると、劇的な変化があるとは誰が気付き得るでしょう!
吸振マットは絶妙なサイズ感でカットされており、四隅に若干のゆとりを持たせる大きさになっています。僕の使っているHHKB Professional 2の底面には、小さなゴム製の滑り止めとチルトスタンド、チルトスタンドを使用しない時のための小さな足(突起)がついているので、単純にHHKB底面を完全に覆ってしまうとこれらが干渉してしまいます。今回購入したマットはこうしたHHKB川にもともとついている部位を上手く避けつつ貼り付けられるような形状にカットされています。僕のようにかなり不器用な人でもきれいに貼ることが出来る形状にはかなり好感を持ちました。
ただし、貼り付け時に1点だけ残念だったことは、はく離紙が1枚ものだと言う点です。HHKBが小さなキーボードとは言え、粘着力の高い両面テープをいっきにきれいに貼るのは骨が折れます。せめて左右で2分割されたはく離紙であれば、吸振マットの片側を固定してから、反対側のはく離紙を剥がして最終的に固定するといった手順が取れた筈なので、バード電子さんには是非改善して頂きたいです。また、構造上仕方ないのですが、この吸振マットを貼り付けるとHHKBの型番やシリアルナンバーなどが完全に隠れてしまいます。その対策として型番・シリアルナンバーを記入して貼り付けておける便利なシールが付属しているのですが、これをHHKB本体に貼り付けると粘着力が弱すぎてすぐに剥がれてきてしまいました。とても素晴らしい製品だけにこれらの点がとても残念です。
貼り付けも完了したので早速キーボードの打ち味(というのでしょうか?)を試してみました。たかが吸振マットとは言え、タイプしたときの感覚は劇的に変わりますね。もともと僕の使っているデスクなどではHHKBが滑るといった感じはしなかったのですが、この吸振マットをつけた後の抜群の安定感には舌を巻きました。滑らないとはこういう状態をいうのだなとようやく気付いたと言ったところでしょうか。この安定感かHHKBユーザ全員に知って欲しい感覚です。タイピングしたときの感触もかなり違います。僕のHHKBはType-Sではないので元々静音モデルではありませんが、それでもこのマットをつけた後は音が穏やかになりキーを押下したときの感触も以前とは見違えるようです。HHKBを買うときは必須でこのマットを買うことにしても良いと思うくらいの良品と言えます。
今後HHKBを買い足すことがあれば、デフォルトでこのマットをつけることにします。
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