うぃるとの思い出のお話も、これが最後です。
もう一つだけ…。
最期に向かう日々の中での、忘れられない出来事があります。
これも、これまでブログに記していませんでした。
*
ものすごーく、食べることが大好きだった うぃる姉さんが、
何も食べられなくなって、
何度も試行錯誤の末にも、何も受け付けなくなって、
もう…強制的に食べさせることも辛く…。
病院へ治療相談へ向かった際…
「正直、もう安楽死…というところまできている。」
…と告げられたあの日。
見送る、2日前の事でした。
でも、最後に、さいごにもう一回懸けてみましょう…との、
先生提案の治療を試み…
1日だけ…嘘のように食慾が戻った日がありました。
(結課的にこの日食べた品々は、うぃる自ら口にした最後の食べ物になりました。)
この時だけは、これまでの元気だった日々のように…
それは少量づつとはいえ、瞳をギラつかせて食べていました。
この世の最期に…美味しいモノは全部口にしてやるぞ…
という意気込みを感じた程でした
今思えば、別れの前の…ほんの一瞬の、
これまでと変わらない、うぃるの生き生きとした姿でした。
(勿論、発作の後遺症の体の麻痺は残っていましたが。)
そんな姿を目の当たりにして、何も食べれていなかったカイヌシは…
急にお腹が空いてきました。
うぃるの看病の為に籠って暮らしていたカイヌシへ、
友人が送ってくれたポップコーンが有った事を思い出し
ポコポコと膨らまし、香ばしい香りを放つポップコーンを
お皿に盛り…抱え…
うぃるの鼻先へ数粒、手に取り差し出してみました。
(お塩をかけていない部分の数粒お裾分けは、我が家の決まり事。)
すると…何を思ったか、うぃる
うぃるの鼻先へ差し出した、手元のポップコーンではなく…
カイヌシの抱える皿へ…
もの凄い勢いで突撃~っ
不意を突かれ…
宙を舞う…ポップコーン!!!
(この時、せがはサークルに居たので拾われずに助かった…笑)
結局、数粒しか実際に口にすることは出来なかったけれど。
今、思い返しても…。
流石はうぃる 流石は…食い物番長
皿から奪いに来る辺り…。なさる事が、ちょっと違うぜ
…と、ニヤニヤしてしまうのでした…
↑ うぃる生前最後の写真。
辛い思い出も、ニヤッとしてしまう思い出も…
泣いたり怒ったり、笑ったり、困ったりの全てが…
うぃると過ごせたから…こその、思い出
うぃる、アンタは本当にあっぱれワンコ…だったよ
そして…ずっと、大好きだよ…。
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