虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

日本とスポーツ

2006年03月04日 | ひとりごと
トリノで金メダリスト、しかも唯一のメダリストとなったフィギュアの荒川選手が連日TVやらなにやらで引っ張りだこになってます。

戦前はそれほど話題になってなかったように思うんだけど、違ったかな。

金芽米は見る目あったね。

でも、荒川さんはそんな状況に浮かれることなく、クールにコメントする姿が見受けられて、すごいなぁと思います

そんな荒川さんが、何かの会見で、フィギュアがおかれている苦しい現状を憂いていました。

なんでも、荒川さんが育った地元のリンクが閉鎖されてしまうんだとか。

今でも「第二の荒川」が将来の金メダルと観客の喝采を夢見て頑張っているこどもがいるリンクがです。

そのせいで、年間通じて練習できる環境が消えてしまうのだとか。

閉鎖の理由は自治体の財政難・・・

メジャーなスポーツと違って、資金面では苦しいようです。

金メダリストが、後輩の行く末を憂えざるを得ない日本のスポーツ環境ってなんなんだろう。

そのくせ、代表として送り出すときになると過剰に期待するしね。

練習の環境も整っていないのに、期待ばっかりされても、プレッシャーにはなかなか勝てません。

4位や5位で入賞した選手が「期待に応えられなかった」と謝ってましたけど、かわいそうです。

環境が整っていればどうだったんだろう。

他のメダル量産国は選手に金をかけてるんだと思う。

それがいいとは言わないけど、資金面含めた環境整備に限界があるって言うんなら、過度な期待やメダルの獲得数の予想はせず、「思う存分力を出し切ってきなさい」ぐらい言ってやれ、このヤロー(by魔邪)

荒川さんが文部科学省を訪れたとき(こんなことをしなきゃいけないのも大変だね)、大臣か何かが、荒川さん本人を目の前に、

「いやぁ、ロシアの選手が転倒したときには喜んだねぇ」

と、とってもうれしそうにのたもうておりました(のをTVで見ました)。

ボク自身そんなにデリカシーに自信ないけど、客人迎えるお偉いさんがこんなデリカシー0の発言しているようじゃ、スポーツに限らず日本の文化の国家的支援は期待できないな

せっかくの日本文化、今の日本にあるのがもったいない気がしてきました