虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

国ヲ愛スル

2006年03月22日 | ひとりごと
今週、ボクの職場は卒業式シリーズを迎えています。

養護学校で働いていますが、小・中・高とあって、それぞれが卒業式をするため、そんな感じです。

今、都立学校の卒業式では国旗の掲揚と国歌の斉唱がよりうるさく義務づけられています。

国旗は舞台の中央に掲揚する。

国歌はピアノ演奏によって起立の上斉唱する。

それを教職員に「強要」しています。

児童・生徒には強要しないと言いつつ、歌っていない児童・生徒がいると担任の教員が厳重注意を受けます。

そんな時代です。

なぜか・・・

「愛国心の涵養のため」らしいです、どうやら。

でも、そんなもんでしょうか、愛国心って・・・

WBCのジャパンナインを見て、よりそのことに疑問を感じました。

ボクが一番愛国心を感じた“サムライ”は、誰よりもイチロー選手です。

所属球団の不振という事情はありつつ、他の日本人メジャー野手が次々辞退する中、招集即参加表明して、どのプロ野球選手よりも完璧な調整をし、目を輝かせて試合に臨み、韓国に2敗目を喫したときは誰よりも悔しがり、リベンジのチャンスが与えられると誰よりも闘志を燃やし、勝って兜の緒を締め、終わってみれば全試合安打、そして何よりも、日の丸を付けていることをもっとも誇らしく感じていたように見えるイチロー選手です。

昔サッカー日本代表時代のラモス(って、まぁ、日本人ではないけど・・・)に感じたものと同じようなものを感じた。

で、「あ~、これって愛国心だな~」て思った。

“国を愛する”って、結局は自分の生まれた国に誇りを持ち、その国に生まれたことを誇りに思うことなんだな~って感じたんです。

そんな誇りが、国旗を眺めさせられて国歌を歌わされることで身に付くんだろうか・・・

てなことを思うボクを、お上が知れば「教職員失格」と言うんでしょうか。