虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

ボクらは日本人

2006年03月07日 | ひとりごと
書くことが思いつかないので、小学校時代の思い出をひとつ。

ボクの通っていた小学校は屋上にプールがありました。

そのプールの壁、外側の塗装は「|」と「□」が交互に並んでいるデザインでした。

クリーム色の壁に、エンジの「|□|□|□|□|・・・」

まるでラーメン丼の縁のよう

低学年だったある日、それを見た近所の自転車に乗ったおじさんが、下校の途についていたボクと友人の二人連れを呼び止めて

「あそこは朝鮮の学校?」

と聞いてきました。

壁のデザインといい、実際近所に朝鮮学校があったので勘違いしたらしいのです。

しかし、なんと答えていいかわからず途方に暮れる二人を見て、

「韓国!朝鮮!、韓国!朝鮮!」

と半分怒るように連呼し始めたのです

怖くなりつつ、

「い、いや、ちがいます・・・」

と答えると、

「あ、そ」

と、やや気まずそうに、でも素っ気なく走り去っていきました。

今思うと、あまりに言葉が返ってこなくて「日本語が通じてないんでは?」と思ったのかな・・・

だからってそう連呼しなくても・・・


今はその由来不明な模様は塗り消され、当時の面影は若干薄れました。

でも、あのおじさんの必死な声は鮮明に記憶の片隅に残っています。