虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

何よりも敬う気持ち

2007年02月03日 | ひとりごと
昨日の読売夕刊に敬語に関する記事が載ってました。

ナントカって諮問機関が、敬語の分類を3種類から5種類にするって。

尊敬語はそのまま

謙譲語→謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱ(丁重語)

丁寧語→丁寧語と美化語

まどろっこしいのでここに分類の詳細は載せませんが、ねらいは「細分化することで敬語の理解を深め、正確に使えようにする」ためだとか。


どうなんでしょうね・・・

敬語って難しいのはたしか。

でも、細分化したってかえってややこしくなるだけなんじゃないかな。


それに、言葉としての敬語をどんなに理解しても、相手を敬う気持ちがなかったら上っ面になっちゃうしね。


正しい敬語を使うのは、誤解を生まないためには必要なこと。

でも、マニュアル的に正確に機械的に敬語を使うようになってしまっては、美しい日本語文化としての敬語は守れないんじゃなかろうか。

お店で店員に台本読むみたいに敬語使われるのと、ちょっと敬語が間違ってても一所懸命接客してくれるのとどっちが気持ちいいかとか考えると、ね。

まぁ、接客が敬語のすべてではないけど・・・


いずれにせよ、細分化とかよりも、敬語を使うことに対する気持ちをどう育てるかの方が大事なんじゃないかな・・・

人を思いやる気持ちとか、先達を敬う気持ちとか。

気持ちがないやつに言葉だけ詳しく教えてもだめって思うけど、どうでしょう?


(参考)「敬語の指針」(文化審議会国語分科会)