なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

キャンセル

2010年05月11日 00時38分51秒 | 
今月の末に、六年ぶりのディズニー旅行を予定していました。

二人とも金曜日に有給を取り、木曜の深夜バスで東に向かい、金曜日を一日遊んで船橋に一泊。

土曜日も閉園まで遊んだあと、深夜バスで帰阪(日曜朝)予定でした。



予定でした。



結果、行けなくなってしまいました。

さちこの保育園の経営者が、さちこが有給を取った日に行事を入れたからです。
さちこが勤める保育園は、子供の数に比べて極端に保育士が少ないのです。

だから、行事なんかが入ると手が足りなくなるため、とてもじゃないけど休めません。


今回は、有給を申し出たときに無かった行事を、わざわざさちこの有給にぶつけてきやがったのです。

明きからな嫌がらせです。
そのため、旅行は断念。
しかも、キャンセル料がかかる時期での中止なので、20パーセント払わなければなりません。


むちゃくちゃです。


世間ではどれだけ知られてるかわかりませんが、保育士は安い給料で長時間拘束され、有給はまともに取れず、奴隷か馬車馬のように働かされます。

保育士さん自体は、その仕事にプライドとプロ意識を持たれている方がほとんどですが、経営者はそれを逆手にとって責任感を煽り、厳しい労働環境を押しつけるのです。

もちろん、組合なんてありませんし、有給も決まった日にしか取らせてもらえません。
ていうか、休み自体も職員数がギリギリしかいないために取りにくいのです。


朝は勤務の一時間前に出勤し、一時間以上残って帰ります。

これだけ頑張ってるのに、なかなか報われません。


さちこは言います。
子供たちが健康で、のびのびと楽しく過ごす事が出来、親御さんの代わりに沢山のことを教えてあげたい---そして、その成長をそばで見守ってあげたい。

それがやりがいだと。
保育士はやりがいのある、素晴らしい仕事であると。

なのに、経営者はそんな保育士さんの気持ちを弄ぶように鞭打つのです。


保育士の理想の保育園と、経営者の理想の保育園には、かなりのギャップが存在するのです。


一生懸命働いた自分へのご褒美に計画した旅行。
それさえも許さない鬼のような保育園。

それが、さちこの勤める保育園なのです。


やめたらいいのに?

買い手市場なのが保育園の今の現実。
次の正職探しは熾烈を極めるので、辞めるわけにもいきません。

我慢するしかないのです。

ジレンマ………。

ストレスは溜まる一方です………(T.T)
コメント (3)
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