7月に入ってから6連勝を含む7勝4敗で迎える、今夜の黄泉売り戦。
6連勝の内容はかなり恵まれたもので、
実力で勝てたと言うよりは、弱い相手の自滅で勝てた試合ばかり。
チャンスをことごとく逃し、
負け寸前の試合を、相手の雑な試合運びで拾う。
そんな7月のタイガース。
優勝するには、こう言う事が無いとダメなんだろうとは思うけど、
それにしても面白くない試合が多かった。
黄泉売り相手ではどうだろう。
前回の甲子園での黄泉売り戦。
惜しい試合が続いての連敗だったが、勝ち切れずに負けた。
そう言うのは弱いチームの典型的なもの。
惜しいけど勝てないのは、力の差があるからだ。
そういうものを、今夜の試合で痛感させられた。
『今、タイガースは勢いに乗っている』
こんな記事が躍る大阪のスポーツ紙。
はっ。どこが??
進塁打は打てない、犠打も決められない、
チャンスではガチガチで転がすことすらできない。
劇的な少差勝ちが多いけど、
決定力が無いから、死にかけてる相手を蘇らせてるだけ。
今の阪神の状態はかなり悪いのだ。
能見は四球3つに1ヒットで初回3失点。
エースと呼ぶにはおこがましい2流投手並みの内容。
普段はそれでもいい。
でも、本当に大事な試合で崩れるのはエースではない。
エース級ではあるけれど、結局その程度の力しかないのだ。
杉内は大乱調。
2回は1点返してなお、1死満塁。
西岡は犠牲フライ。
最低限、1点は取れたが(ここは評価できる所)、そこまで。
これが、今のタイガースの実力。
3連敗さえしなければいいと思っていた3連戦だったが、
これはかなりやばいぞ。
今の黄泉売りとは差があり過ぎる。
キーマンは、間違いなく鳥谷。
鳥谷が打つか打たないかで、試合の様相は変わる。
鳥谷に怖さが無いと、2番大和にも、4番マートンにも影響が出る。
マートンにマークが集中するし、
大和の繋ぎの意識にも暗い影を落とす。
鳥谷が打てないと、大和の犠打に責任が集中するから重圧になる。
鳥谷が大和のミスをカバーできないからだ。
ミスできない状況でのの大和の打席。
さすがに重すぎる。
明日は右のスカ野。
野球選手として以前に、人間として問題のある奴が投げる。
こいつを打たないでどうする?
悪は必ず滅びると言うところを見せないとうそでしょ?
そのために、鳥谷には奮起してもらいたい。
明日も鳥谷が機能しなければ、3連敗は現実となる。
オールスター前は何とか2.5ゲーム差で。
4.5ゲーム差では、セリーグの灯は消える。
あと全部負けてもいいから、
黄泉売りにだけは勝て!!!!
これが本音だけどね・・・・。