ワシは断じて認めない。
ワシが認めなくても、世間は認めているが・・・。
京都記念に登場のジェンティルドンナ。
牝馬G1と化した昨年のジャパンカップ。
息も絶え絶えに何とか粘れた内容。
メイショウマンボが出ていたら、ちぎられてる内容。
タラレバを言えばきりがないが、マジでそう思っている。
昨年で引退していればよかったのに、
確実に能力に陰りが出た5歳牝馬。
いくら今回の弱メンでも勝てるかと言えば、NOだ。
トーセンラーは京都では別馬。
マイルだろうが長距離だろうが、間違いなくG1クラス。
その証明が、昨年のマイルCS。
昨年の京都記念の覇者でもあり、
多少の道悪はこなせる。
でも、なりとろが頑張って欲しいのは牝馬2騎。
ラキシスはエリザべス女王杯2着。
JC2着のデニムアンドルビーを、今回と同じ条件で一蹴している。
ジェンティルドンナが混合G1だけでなく、
牝馬G1でも勝てない事を、この馬が証明してくれることだろう。
そして、マイネオーチャード。
人気はないが、一昨年のエリ女で4着という実績は無視できない。
その時は今回より悪い馬場だった。
確実に地力をつけてきた最近のレース内容、
本格化したこの馬に54キロ。
スローで決め脚比べになれば、道悪も苦にしないその末脚。
前を行く人気馬をごぼう抜きも、無理な話ではないはず。
とにかく、一昨年のジャパンカップの恨みはまだ晴れていない。
岩田が降りたので少しは気が治まったが、
あの時の悔しさは、いまだに心に突き刺さっている。
私怨は置いといて、それでもジェンティルドンナはもう、
オルフェーヴルを吹き飛ばした、あの馬ではない。
完全に競走馬としてのピークは過ぎてしまっている。
京都記念で、この弱いメンバーで、
彼女が先頭でゴールするシーンは全く想像できない。
その証明は、明日のレース後に。