台風19号が近付いている。
昨年の21号の怖さを思い出すと、直撃だけはゴメンだと思っていたけれど、少し東に逸れそうだ。
しかし、関東の方たちは気を付けてほしい。
気を付けると言っても、命を守ることを優先に逃げるしかできないのだが。。。
矢野監督と阪神は、もう逃げ場所が無くなった。
アドバンテージも入れて、3連敗。
正直、仕方ないと思う気持ちもある。
何故かと言うと、矢野さん自身に負ける要素を含む采配が、多々あるから。
どうも矢野さんは、来年の事に重きを置いて試合を組み立てている気がする。
ファイナルステージに入ってから、それが浮き彫りになった。
初戦の先発の望月。
相手が山口だから打てないので、誰が投げても勝ち目は薄いから登用した、という見方はある。
でも、岩貞がいたのだから、彼が先発するのが普通。
打線もそう。
落ち目の大山とマルテを使ったり、確変中の北條を下げて木浪を使うとか。
矢野監督、勝ちだけにこだわってはいない。
若い選手に、この貴重な体験をたくさんさせて、来季への財産にしてもらおうと目論んでいるのでは?
勝つためだけに戦うのならば、説明の出来ない起用があちらこちらにある。
西が投げられそうにない、中継ぎは疲弊している。
どう考えても、読売と6試合を戦うには無理がある。
ならば、若い未知の力に賭ける。
上手く嵌まれば勢いにもなるし、もしダメでも前述のように得難い経験値になる。
結果、望月は打たれ、大山木浪は凡打を繰り返した。
疲弊している中継ぎ陣営も精彩を欠いている。
4戦目で終わる可能性も大だ。
それでも、もしもこのあとひとつでも勝てれば。
ふたつ勝てば。
万が一にも、逆王手を懸けられたら。
矢野さんが言う、成長途上のチームとしては凄まじいクリティカルヒットとなる。
足りなかった力、悔しさ。
満足できないクライマックスシリーズの成績、結果。
秋季、そして来年春のキャンプに臨む心構えは全然変わってくるはずだ。
これで変わらなければ、阪神に未来はない。
選手を信用しすぎて落とした試合か山ほどある。
そういう期待と気持ちに応えられない選手たち。
監督の意志だけが先走って見えた今シーズン。
最後の最後になって、選手たちがそこに気づき始めた気配がある。
そんなクライマックスシリーズ。
このシリーズを不要だと言い続けたなりとろだが、今年、少しだけその存在理由を認めても良いかと思い始めている。