本日、午後、母が入所している高齢者施設で、音楽会があった。
入所者の方のスイス在住のお孫さんが率いるユニットで、去年も演奏をしてくれた。
彼女のチェロを中心に、バイオリン、クラリネット、アコーディオン、ドラムといった編成。
歌も入るが、それがイディッシュ語。ドイツ語のようなオランダ語のような、イディッシュ語というわけ。
東欧音楽でリズムがかなり複雑。強弱アクセントが特徴的な音楽である。
お年寄りには、手拍子をとりたくなるウキウキ感だけでなく、どこか哀愁もあってみんなで楽しめる。
古い東欧の街角や居酒屋で聞いたら、いいだろうなぁ〜、とふと思った。
聞こえないはずの母も一緒にリズムを手をとっていたが、あまり的外れではなかったのが、ふしぎ!
水族館でも思ったけれど、生きるとはリズムだってこと。
心臓の鼓動、血液の流れ、神経の伝達、目の輝き、筋肉の動き・・・・動きのリズムに乗って同調・共鳴できることが、元気の"気”が活動している証明だ、とつくづく思うこの頃。
そうそう、品川プリンスのマクセル・アクア・パークに出かけた日、介護士さんの「いかがでした」の質問に「とっても楽しかった」と答え、その日はぐっすり眠ったそうだ。
また、先日、水族館で撮った写真を見せた。自分が写っていることをちゃんと認識することがまだできるようだ。
水の流れのリズム、魚の動きのリズム、民族音楽の躍動感あふれるリズムに触れることは、生命の根源とのふれあいのようだ。
はじめにリズムありき・・・・