笑福亭鶴瓶さんが「鶴瓶上岡のパペポTV」(読売テレビ1987〜1998年)で言った話。
「俺の『嫁』になる女は『俺の筋ウンコが付いている白いパンツを洗える女』なんや」と。
その言葉を思い出しながら、僕が「今の嫁」(前の嫁はいないが)と何で結婚しようと思ったか、考えてみると、「デートしている時、僕がティッシュで鼻を噛んだら、横から嫁の手がサッと伸びてきて、そのティッシュを自分のカバンに躊躇無く入れるのを見た時」であったり、「『僕はショートカットの女の子が好きなんや』とデートで言っていたら、ある日突然、かなりロングヘアだった髪をばっさり大胆にショートカットに切って来た時」であったりした。
結婚当時、僕はドラマのプロデューサーをしていて、いつ家に帰れるか分からない状況だったが、「僕に頼らず、一人で生きていける『心の強さ』」を彼女は持っていた。
彼女は「自分」をしっかりと信じて生きており、「他人の目」を非常に気にする僕とは真反対の性格だった。
宮沢賢治では無いが、「ブランドものを欲しがらず」「誕生日やクリスマス、結婚記念日の贈り物にもこだわらず」「清潔感を感じれれば、僕のファッションも気にせず」、そんなところが良かったのだろう。
つまり、「お互いの存在に気を遣う事無く、居れる事」が最も大切なんだと僕は思う。「何でも喋れる関係性」がそこにはあった。
彼女は「旅に出るのが嫌い」だが、僕は「世界中、あらゆる所に行ってみたい」し、彼女は子供と家に残っていても、旅に一人で行った僕に文句一つ言わない。
ただ、同じ感覚を持っていないといけない事がある。それはとっても大切な事・・・
何に対して笑うか、という「笑いの感性」である。
結婚前、付き合っている時から、「僕が面白いと感じるもの」は「彼女も面白いと感じるもの」だった。
デートしている時も「笑い」が絶えなかった。ほとんど、喧嘩をした憶えも無い。
二人とも神戸出身。関西人。東京では、「テレビ神奈川」で放送している大阪・朝日放送テレビ制作の「探偵!ナイトスクープ」(1988年〜)を毎週楽しみにして観ている。あとはTBSの「水曜日のダウンタウン」(2014年〜)。
脚本家の遊川和彦さんに言って優しく苦笑された言葉がある。
「僕に唯一才能があるとしたら、それは君を『嫁』にした事です♪」
これ以上書くと「惚気」になるので、「今日はこのくらいにしといたろか!」(笑)なんてね!