昨日(7/22)の「読売新聞・夕刊」を読んでいたら、「山口証券印刷」が「国鉄時代の『硬券』を使って、いろんなグッズを販売している情報を得ました。
「鉄道ファン」の僕にとって、垂涎の品の数々です。
今、注文してみようかなと思っております。
午前3時前の今、喉が渇いて起き、水分を摂る為にリビングに来たら、偶然、新聞が置いてあったので、この情報を知りました。
「京王線は過保護だ」
僕の持論である。
車内アナウンス。
「この列車の空調は現在、換気と暖房を使用しておりますが、この先の混雑状況により、空調を変える事がありますので、あらかじめ御承知おき下さい」
「次は千歳烏山です。千歳烏山では、区間急行と急行に乗り換える事ができます。この電車は八幡山でこの2本の列車の通過待ちをします。区間急行と急行は混雑して到着しますので、時間に余裕のあるお客さまはこのままこの電車にお乗り下さい」
「この電車は八幡山で区間急行と急行の通過待ちをします。通常の時間帯の場合、暖房効果を高める為、4つのドアのうち、3つのドアを閉めますが、ラッシュ時で乗り降りするお客様も多い為、全てのドアを閉めません。暖房をより強く致しますので、お客様の御理解を頂ければと思います」
「この電車は混雑の為、新宿到着が30秒遅れました。お急ぎの皆さまには御迷惑をおかけします。申し訳ありませんでした」
等々。
「何と過保護だ!」
なおかつ、英語でのアナウンスがあり、中国語・韓国語での表示がある。
関西に戻って、「阪急電車」に乗ってみると、どれだけ車内アナウンスが少ないか分かる。「阪急電車」は今は復活しているが、かつて「優先座席」の無い時代があった。
つまり、全座席が「優先座席」という事だ。これは「自己責任」で行動を起こせという事なのだろう。
ヨーロッパの鉄道に乗っていて驚いたのは、発車ベルも車内アナウンスも全く無い事。発車時刻に間に合う様に座席に座るのも自己責任。次の駅で降りるかどうかの判断も自己責任。
ヨーロッパでは駅に改札が無い。日本の様に自動改札機があるのは、僕が行った都市では、ロンドン・パリ・ブエノスアイレスの地下鉄くらいだろう。
そもそも、列車が多少遅れても車内アナウンスは無いし、乗客も気にしない。もちろん、日本と運転本数も違うのだろうが・・・
「過保護な京王線」
乗客からのクレームが怖いという理由もあるのかも知れない。それにしても、延々と牛のよだれの様に流れ続ける車内アナウンスは、車内で静かに本を読んでいる僕にとっては邪魔でしか無い。
「日本人の性悪説」「日本人の完璧主義」「日本人のことなかれ主義」が「過保護な京王線」を産み出した事は間違いない。
少し話は変わるが、ゴールデンウィーク頃までにコロナを「五類」にという論議が行われている。
世界中のほぼ全ての国の人々が「マスクを外している状況」の中、日本人は周りを見て、「マスクを外すタイミング」を伺っているのかも知れない。日本人が「自己責任」を持ってタイミングを逃さない事を祈るばかりの今日この頃。
今日、JR札沼線が廃線になった。終点の新十津川には一日一往復しか列車が来ない路線。従って、最終列車が午前10時。日本でいちばん早い最終列車だ。
10年前に乗りつぶしに行った時は、旭川駅から新十津川駅までタクシーで移動し、札沼線に乗った。
北海道で乗った路線で廃線になった線は多い。なんか淋しい。
北海道・九州・四国は完乗。
後は、東北地方を乗りつぶすのみ。
北海道・留萌本線の留萌-増毛間が先日廃線となった。乗りに行っておいて良かったぁーとつくづく思う。今後北海道ではいろんな線が廃線になりそうだ。
初めて北海道に渡ったのは大学一年の夏。青森から青函連絡船に乗って午前四時函館着。ディーゼル特急「北海」に乗り込み、北の大地の広大さに度肝を抜かれた想い出がある。その後、北海道に魅せられ、何度も彼の地を訪れた。
稚内の最果て感は忘れがたい。今は無き天北線経由で稚内駅の寂しいホームに降り立ち、稚内ユースホステルまで十分あまり歩いた道中の寒かった事。このユースで食べたカレーライスが冷えた体に温もりを注入してくれ、美味しくて元気になった。そして根室駅に足を延ばした時には、激しい風が吹き荒ぶ中、北方領土を見た事が強い印象として残っている。帯広ユースに泊まった時は、翌朝広尾線に乗って帯広駅を出発する僕達を明るく大声で見送って下さったユーススタッフの面々の気持ちが忘れられない。北海道には忘れ難いシーンが幾つもあるのだ。
乗りつぶしの旅では、今は廃線となってしまった名寄本線、深名線、江差線などに乗り、一部が廃線予定の札沼線も完乗済。北海道で残すは室蘭本線の一部となっている。今度は北海道新幹線に乗って彼の地を訪れたい。
初めて北海道に渡ったのは大学一年の夏。青森から青函連絡船に乗って午前四時函館着。ディーゼル特急「北海」に乗り込み、北の大地の広大さに度肝を抜かれた想い出がある。その後、北海道に魅せられ、何度も彼の地を訪れた。
稚内の最果て感は忘れがたい。今は無き天北線経由で稚内駅の寂しいホームに降り立ち、稚内ユースホステルまで十分あまり歩いた道中の寒かった事。このユースで食べたカレーライスが冷えた体に温もりを注入してくれ、美味しくて元気になった。そして根室駅に足を延ばした時には、激しい風が吹き荒ぶ中、北方領土を見た事が強い印象として残っている。帯広ユースに泊まった時は、翌朝広尾線に乗って帯広駅を出発する僕達を明るく大声で見送って下さったユーススタッフの面々の気持ちが忘れられない。北海道には忘れ難いシーンが幾つもあるのだ。
乗りつぶしの旅では、今は廃線となってしまった名寄本線、深名線、江差線などに乗り、一部が廃線予定の札沼線も完乗済。北海道で残すは室蘭本線の一部となっている。今度は北海道新幹線に乗って彼の地を訪れたい。
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昨日、京王線に乗ったら人身事故で電車が遅れていた。そして、新宿駅に着く寸前に、次の様な車内アナウンスが流れた。
「京王線は人身事故の影響で、新宿駅到着が30秒遅れになります。乗客の皆様には大変御迷惑をおかけし、申し訳ございません」
僕はビックリした。すぐ横に立っていたサラリーマンは思わず腕時計を見ていた。関西の鉄道では考えられないアナウンスだ。海外などでは発車ベルも車内アナウンスも無い国も数多くある。すべての責任は個々にあるのである。
それで思い出したが、スペインの地下鉄の車内アナウンスは男女のかけ合いの会話になっていた。
女「次はどこなの?」
男「次はサグラダファミリア駅だよ」
女「乗り換えは?」
男「○○線と××線だよ」
これって、「粋」でしょ。
いずれにしても京王線は「過保護」だと思う。もっと言えば、アナウンスさえしておけば、責任を逃れるのではという意図さえ感じてしまう。
京王線の車内アナウンスでもう一つ驚いたものを挙げよう。
「この電車の冷房およびファンは弱冷房車両は28度、その他の車両は26度に設定しております。この先、状況によって温度の設定を変える事があります。御乗車の皆さん、御了承頂ければ幸いです」
日本人は「便利」という「ナビゲーション」を手に入れているが、「個性」と「自己責任」というものを失いつつあるのではないかと心配してしまうのは、僕だけであろうか・・・
京王新宿駅3番線ホームには、この表示案内がずっと続いている!!!!!本当によくこの3つの路線への行き方の問い合わせが多いのだろう。