連続ドラマ・プロデューサーの仕事とは?
・企画を考え出すのは、放送の1年以上前から。
・原作・漫画・映画・芝居…世間ではやっているもの・海外ではやっ
ているものを観に行く。体験する。
・会議を重ね、プロット(あらすじ・登場人物のキャラクター)を作る。そして、キャスティングへ。
同時に、グループインタビュー等のマーケティング・調査も。
ドラマは企画優先。企画が面白いから、そのドラマに俳優さんが出演しようと思う。
前のクールに同じような企画を他局にやられ、急遽、別の企画を考える事も。
実際のプロデューサーの仕事
企画作り。脚本家・監督・音楽・キャスト・スタッフの選定。キャスティング。
脚本作り(時には放送された何倍ものプロットを作る事もある)。
予算管理。
現場がいちばんいい雰囲気でやりやすいようにするムードメーカー的存在。
撮影が始まる前におおかたの仕事は終わっている。
ポスター撮影。記者会見。広報戦略。スポンサーへのプレゼン。
収録・編集・MA(音楽とかナレーションを付ける作業・・・音楽の入れ方一つでドラマの面白さが変わる大切な作業)のスケジュール調整。
俳優について。ある時は、プロデューサーは詐欺師。
すべての俳優の言い分を聞いていたら、大変なことになってしまう。
複数の監督のタッチの調整。編集・MAでの打ち合せ、手直し、撮り直し。
ロケ弁当・炊き出し・差し入れ。ロケなどの中止するかどうかの判断。
現場が上手くいっていると、プロデューサーはすることがない。
派手に見えるが全くそうではない。苦情処理係り。
考査(コンプライアンス)の事(はだか…暴力…)。スポンサーがらみ(車の事故はやめて欲しい、等)。
プロデューサーという仕事で何が大切か?
体力。好奇心。かわし方。しかし、いちばん大切な事はこんなドラマを作りたいという情熱。
それがないとこんなしんどい仕事できない。
人を大切にすること。天才ならば別だけど。
人の才能をどういう風にかけ合わせ、積み重ねて、素晴らしいドラマにするか。
どれだけ、社外の人と知り合えるか。
自分にしかできないジャンルを一つ持つこと。
在阪テレビ局・面接の通り方の極意↓
面接官を笑わすこと。面接官の気持ちがほぐれて、共有感が生まれる。
面接官のほとんどが関西人なので、「笑い」は有効な手段。
まずはそのテレビ局の作っている番組を把握。その局の番組に関しての質問される場合あり。
就職雑誌や就職の本で憶えた受け答えはすぐバレる。
難しい言葉を使うのではなく、普段自分が使っている言葉でしゃべる事が肝要。
自分の得意分野の質問が来たら、さりげなく、その話題を少しでも長く持たせる事。
その為には、提出する履歴書に「面接官」が引っかかってくれそうな「趣味」とか「話題」を書き込んでおく。
一人当たりの面接時間は3分程度なので、「自分の得意とする話題」を少しでも長く話せば、「自分の不得意な質問」に受け答えする時間が減るから。
僕の場合は「乗り鉄」と履歴書に書いたら、面接官の制作部長も偶然「乗り鉄」で終始その話題だけで盛り上がった。
世間の「プロデューサーのイメージ」とは違う部分もあるが、参考までに書き連ねてみた。テレビという媒体もまだ捨てたものじゃない。
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