昨夜、「日本アカデミー賞授賞式」を見た。
映画「ある男」が「最優秀作品賞」「最優秀監督賞」などを取った。
石川慶監督が登壇して、挨拶した。
「私達は日本映画という大きな流れのバトンを過去から未来へ引き継いでいかなければならないのです」
その言葉に感動した。涙が出そうになった。
最近、数々の日本映画の本を読み漁っている僕にとって、今までの日本映画は「国の宝」の様なものに感じ始めていた時だったから。
この映画に出ている安藤サクラが「俳優という仕事」と「育児」の狭間で悩んで、撮影現場を突然抜け出し、自宅に帰って来て、家族と一緒に鍋を囲んだという話に感動した。
彼女が壇上で涙した時にも、僕は感極まった。
そんな彼女の姿を優しい笑顔で包み込み、見ていた柄本佑の温かい表情と彼が壇上の安藤サクラに向かって出したピースサインにも感動した。良い夫婦だなぁーとつくづく思った。
「ある男」、未見だが久しぶりに映画館に足を運んでみようかと思う。
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