昨夜、「BS松竹東急」で録っておいた映画「蒲田行進曲」を久々に観た。
この映画、「松竹蒲田撮影所」を舞台にしているが、映画本編ではあっちこっちに「東映」の文字。
「角川春樹事務所」が製作、「東映京都撮影所」で撮影、「松竹映画」が配給している。
詳しいあらすじは書かないが、さすが深作欣二監督、画面の奥の奥まで「埋める」のが非常に巧い。
僕が凄いと思ったのは、「階段落ち」前夜、松坂慶子と平田満の家のシーン。松坂慶子はとことん美しいし、その松坂慶子を養って行く為に「階段落ち」をする荒れた平田満の心情が凄く観客に伝わって来る。
「階段落ち」当日、メイク室で「釘」を一本見つけ、ポケットに忍ばせていく平田満。この使い方が撮影所ならでは。
そして、ラストシーン。
「はーい、OK」
の掛け声で、思いもよらぬ展開が待っている。
深作欣二、素晴らしい監督である。松坂慶子が惚れたのも十分頷ける。
これから、深作欣二作品を続けて、観てみようかな‼️
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