この映画は長年低迷していた「007シリーズ」を復活させた。第1作の「007/ ドクター・ノオ」からこのシリーズの脚本を書き続けてきた脚本家リチャード・メイボームが「007/ 消されたライセンス」で高齢の為、降りてしまった。
その後、ジェームズ・ボンド役の俳優も次々と代わり、シリーズは迷走する。
このピンチからシリーズを救ったのが脚本家ポール・ハギス。「ミリオンダラー・ベイビー」「父親たちの星条旗」の脚本を手がけたいる。
僕はすべての「007」を観ているが、この「007/ カジノ・ロワイヤル」を観終わって、映画館を出た時、なんて幸せな時間なんやろなぁーと思った。テレビドラマや映画、いずれにしても脚本が大事な事を強く感じた。ボンドの肉体アクションを増やした事や荒唐無稽なシーンをなるべく少なくした事がこの映画を面白くする効果を上げている。
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