８・１・３の謎

	([る]1-3)8・1・3の謎 怪盗ルパン全集シリーズ(3) (ポプラ文庫クラシック)
	モーリス ルブラン,南 洋一郎,Maurice Leblanc
	ポプラ社

僕はコナン・ドイルのシャーロック・ホームズが好きではなく、
モーリス・ルブランの怪盗ルパンが好きだった。
翻訳は、戦前冒険小説の書き手だった南洋一郎。
中でも、この「８・１・３の謎」がいちばんワクワクドキドキだったのである。
小学校の授業が終わると母の車に飛び乗って、神戸・魚崎の塾へ行き、帰りの阪神電車と
自宅での勉強の休憩時間にこの「ルパンシリーズ」を読み耽っていたのだ。
それを契機に僕は「想像ワールド」に踏み込んで行く。