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「11PM」風俗最前線

2023年07月03日 | テレビ
「11PM」風俗最前線。
「触れてはいけない裏文化」があった時代の話。

新宿歌舞伎町・ノーパン喫茶「USA」のイヴ。在籍は1年。
目がクリクリとして可愛い女の子だった。

「ノーパン喫茶」はウェイトレスが歩く通路に「鏡」が張り巡らされ、客はその「鏡」を通して、女の子の「ノーパンのスカートの中」を見られるのが「売り」。

イヴを目当てに「USA」の前には男性たちのどこまでも続く長蛇の列が出来た程の人気を誇った。

後に歌舞伎町には「ノーパンしゃぶしゃぶ」も出来たっけ。ドラマのプロデューサーから行った時の話を聞いた事がある。

コタツに入って、「ノーパンの女の子のスカートの中」を見るものだったと記憶する。

この当時の「風俗」は「法の眼」を掻い潜って、あの手この手でアイデアを出し、工夫、努力をしていた様に思う。

1983年、イヴは歌舞伎町の風俗情報誌「ナイトタイム紙」に紹介されて、人気がさらに爆発。

この記事が「週刊宝石」にそのまま転載されて、「親バレ」「地元バレ」した。

イヴは開き直って・・・
日活ロマンポルノ「イヴちゃんの花びら」(1984年)で主演デビュー。同時にAV、グラビア、写真集。2000年代初頭まで活躍。

「11PM」にもイヴに出演してもらった。確かにその時代の「ポルノ女優」や「AV女優」には無い「普通の女の子の可愛さ」を持っていた。

現在の「AV」には「こんな普通の女の子」「こんな可愛い女の子」「こんな美しい女性」が出るのかと目を疑いたくなるものが有るが、それは「社会に『裏表』が無くなった事」と強い関係があるのだろう。それは良いのか悪いのか?

「11PM」に話を戻そう。当時のイレブンは「女性の裸」を出していれば、視聴率はグングン上がった。

スタジオで「(乳首を出して)生ストリップ」をやった回なんか、30分押しのスタート(24:00〜)にも関わらず、高視聴率を叩き出した。

その「エロさ」ゆえ、富山の系列局「北日本放送」は、月・水・金の「東京イレブン」のみ放送し、「大阪イレブン」は放送しなかった。

僕がディレクターをやった回。テーマは「測る」。

まずは京都の女性下着メーカー「ワコール」にロケに行った。

現地には「スイカの様な巨乳を持つセクシー女優」を連れて行き、ワコールにある「乳首がどう動くか計測出来る装置」で、彼女の「乳首の動き」を測って貰い、それを撮影した。

それもこれも「巨乳女優」の裸を見せたいが為だけである。

取材の途中で「巨乳女優」を連れて来た事を見て、立ち会って下さったワコールの広報の女性もこの取材は「エロ」が目的だなと察知している様だったが、お互い寡黙なうちに取材は終わった。

この回のスタジオ冒頭。笑福亭鶴光が笛を吹いて、画面に登場。その上に「巨乳女優」が「両胸の部分だけくり抜いたアクリル板」に横たわって、フレームイン。

「アクリル板」が下がって来ると、「満杯に水を張った2つのビーカー」にその巨大な胸が沈み、「ビーカー」から溢れ出た水が「そのまた下の2つのビーカー」に溜まる装置を作った。

つまり、「巨乳の容積を測る」という事である。

この様子をハンディーカメラで下からあおる様に撮った。やはり、男性にとって、このアングルがいちばん興奮するのだ。「11PM」をテレビの前で楽しみにしている男性視聴者の為に。

別の回では、新宿歌舞伎町にロケに行った。ロケ場所は「ファッションヘルス」である。

この風俗はお店に入ったら、「マジックミラー」がある部屋に案内される。そこで客の男性は好みの女の子を選ぶ。客の男性には「マジックミラー」と説明されていた。

しかし、女の子側の部屋に入れてもらい、男性側を見ると、「普通のガラス」だった。女性側から男性客も見えていたのだ。

指名された女の子と客は2階の3畳も無い個室に上がる。
そして、2人は「『ソフトなプレイ』の風俗」を楽しむのである。

今回の取材は次の様なものである。

許諾を頂いた男性客の目に「その男性の視線が今どこを見ているか、計測する機械」を付ける。

そして、全裸の女の子と相対する。その様子を別の取材カメラでも撮影。つまり、「男性客の目線の映像」と「男性客と女の子を客観的に撮った映像」の2つを同時収録するのである。

「目線を測る機械」と「撮影機材」、幅も重さも相当有り、狭い「ファッションヘルス」の階段を2階に上げるのに、どんなに苦労した事か。

知らない人から見れば、何をやっているのかと思われるのは必至。

結果、「男性客の目線」は「パンティー以外は全裸の女の子」の「胸」「顔」「下の大事な部分」を頻繁に往き来した。

ただそれだけの話であるが、僕たち「大阪イレブン」のスタッフは「女性の裸を合法的に、テレビコード(現在の『コンプライアンス』)に引っかからない様に見せる為、努力を惜しまなかった。30年以上前の話である。

僕がいた時代には無かったが、生放送、スタジオで「女性の裸」を見せている時、下着が外れた。全てのスタジオカメラはとっさに天井に向けられたが、「女性の大事な部分」が全国に生放送されてしまった。

プロデューサーは近くの警察に呼ばれ、始末書を書かされたという話である。

その様な事が結構頻繁に起こった「大阪イレブン」。作り手として、「女性の裸」を見せる為に日々努力を惜しまなかった。

それこそが隠さなければならない「裏文化」があった時代の事だった。その事は日本にとって「幸福」であったのかも知れない。

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