赤川次郎の「三毛猫ホームズの推理」はカッパノベルスで「書き下ろし」で刊行された。
僕はこの本と大阪・南茨木駅近くの「田村書店」で出会っている。この頃、僕は高校二年生。読んだ後、呆然としたのを良く憶えている。
ライトだが、テンポ良く読者を引き摺り込んでいく赤川次郎の手腕に惚れ込んだ。その時、既刊だった赤川次郎の「マリオネットの罠」「幽霊列車」も買って貪り読んだ。それほど、赤川次郎の出現は大きな衝撃を僕にもたらした。
赤川次郎が売れるのは、それから5年程経った「セーラー服と機関銃」の映画化以降になる。
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