
なんとなく最近アートづいております。
というのも 今年はオルセー美術館やボストン美術館等が改修工事中で、改修費用をまかなう目的もあり、主要な作品がどどっと日本に貸し出されているのです。
有名作品が多いので 私のような初心者でも入りやすく、この機会にたくさん観ておきたいなぁ、と思っております。
六本木 森アーツセンターギャラリーで開催中の
「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」 は、
16世紀から20世紀にかけヨーロッパ各地で活躍した巨匠47人の作品を一堂に集める展覧会。
「名画のフルコースをどうぞ。」 のコピーどうり 教科書に出ているような名画が80点ずらり。
エル・グレコ、ベラスケス、ヴァン・ダイク、レンブラント、コンスタブル、コロー、ミレー、マネ、モネ、ドガ、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、マティスと、まるで「美術史の教科書」を眺めるように、西洋絵画の巨匠たちの名前が並びます。
特にクロード・モネの風景画は10点が一部屋にまとめて展示されていて 思わずため息ものでした。



クロード・モネ 「ヴァランジュヴィルの崖の漁師小屋」 (上左)
クロード・モネ 「ルーアン大聖堂の正面とアルパーヌ塔」 (上右)
クロード・モネ 《アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユ・モネと子ども》 1875年
三菱一号館美術館のマネ展に行ったばかりなので マネに目がいきます。

エドゥアール・マネ 「ビクトリーヌ・ムーラン」 1862年頃
マネの作品は二点。
気持的には この作品も「マネとモダン・パリ展」に置いてあればいいのに、と思いましたが同じ東京でもそうはいかないものですね。。

エドゥアール・マネ 「音楽の授業」1870年
比べてみると やっぱりマネの黒は好きだなぁ、と自分の趣味を確認したり…。
オールスター勢ぞろいのような絵画展、
唯一 セットリストが用意されていない(「目録を買ってください」とのこと) のが残念でした。
⇒ボストン美術館展 森アーツセンターギャラリー
2010年4月17日(土)~6月20日(日)10時~20時 会期中無休
2010年7月6日~8月29日 京都市美術館に巡回








2010年は印象派・ポスト印象派の当たり年。主なものだけで8つの展覧会が開かれます。
印象派の展覧会が集中するには、主催者側の事情もあるとか。(4月21日付 毎日新聞夕刊)
新聞社やテレビ局は近年経営状態が思わしくなく、採算性を最重視。
初心者でも鑑賞でき、大量動員が望める印象派・ポスト印象派は魅力的、とのこと。
オルセー、ボストン美術館、スイスのヴィンタートゥール美術館、と改修工事中のいま、海外に行かずして名画に浸れるチャンスですよ~~♪
■2010年 印象派・ポスト印象派の作品を展示する主な展覧会■
■ルノワール~伝統と革新 1月20日~4月5日 国立新美術館(終了)
■マネとモダン・パリ 4月6日~7月25日 三菱一号館美術館
■ボストン美術館展 4月17日~6月20日 森アーツセンターギャラリー
■印象派はお好きですか? 4月20日~7月25日 ブリヂストン美術館
■オルセー美術館2010「ポスト印象派」 5月26日~8月16日 国立新美術館
■ザ・コレクション・ヴィンタートゥール 6月13日~7月25日 宇都宮美術館
8月7日~10月11日 世田谷美術館
■ドガ展 9月18日~12月31日 横浜美術館
■没後120年 ゴッホ展 10月1日~12月20日 国立新美術館