兵庫県豊岡市ミステリーツアー中(笑)です。
その夜のことを考えると いまでも不思議な気持ちになります。
一日目に泊まったのは 築95年の古民家を利用した「農家民宿 善」。
西陣織りを営んでいたご主人が高齢で目が悪くなったために、家族をくどいて 一家で始めたおもてなしの宿。
その日 空港で出会った8人の東京の女性と、まさに「同じ釜の飯」を食べ(釜戸で炊いたご飯なのです)、
五右衛門風呂(!)に順番にはいり、お布団を並べて 寝食を共にする。
かんたは愛嬌を振りまき、笑いを誘い みんなの目も優しく温かい。
近くにコンビ二はなく、テレビはつけず、電波も入らないから 携帯もネットも見ないで10時には就寝。
翌朝は5時過ぎには目が覚めて散策に出ると ほかの皆さんとも ちらほら出会い。
この日 都会にあるような普通のホテルに泊まっていたら この旅は随分味気ないものになっていたと思う。
余分なものをもたない生活は 想像以上に気持ちがよかった。
普段見えないものも…… 見えるような気がしました。
■農村の生活をまるごと体験できる農家民宿。グリーンツーリズムのブームにのって マスコミにもしばしばとりあげられています。
農家民宿 善
兵庫県豊岡市但東町奥藤809-1