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救急救命

2009-12-06 22:14:54 | 看護学校のコト
*想像すると気分が悪くなるほどエグイ話が出てきます。
 想像力の豊かな方はご遠慮くだされ*


先日の34歳独身、なかなか男前な外部講師の2回目で最後の授業。

今回は座学。様々な症例を元に救命救急に運ばれてきた患者の

スライド写真も見せていただきました。


ま、最後まで読まれない方の為に、こんな性癖も高度医療が必要で

救命救急に運ばれてICUに運ばれますってな場合を2例。


その男性、役者を目ざす23歳の若い男。

自分のケッツにバイブを入れて自慰行為。

そのままバイブが全部入ってしまい、取れなくなり救命救急・・・・。

・・・・ま、一般病院では無理でしょうね。


正面からのレントゲン写真では、見事に骨盤腔の中にバイブが収まってます。

取り出したバイブはカラー写真で拝見させていただきました。苦笑。

ンコまみれでしたけど。


別な男性。

ナニの回りだけが、2度の熱傷。

水疱形成される、ようは水ぶくれができるヤケドってこと。

何をしたっかって~と、こんにゃく使った自慰行為。

こんにゃく温めればよりリアル感が増すんじゃないかと。

温めた訳ですよ、こんにゃくを。

そのこんにゃくで、おちんをぐるっと囲んだ訳ですよ・・・・。

あ、みなまで言わなくてよかったですか・・・。苦笑。

これも、一般病院じゃ無理ですからね・・・・。



今回、メインで学んだのは熱傷です。

カラー写真を見ながらの講義ですが、先生も無理に見なくていいですよと。

1枚目、女性の全身熱傷。3度。

全身の皮膚はほとんどべろりんちょですね。

炭化、白化した皮膚がほとんどで、白化しているのは

もう真皮までいっているそうで。

末梢神経や毛根も全て焼けているので痛くないそうですよ。

下に敷いてあるのは、銀色のアルミシーツ。

体温の低下を防ぐそうです。

回りには茶色い液体。体から出る滲出液。

バルーンも挿入してあるけど、出てくるのは尿ではなく

筋肉が溶けたミオグロビン。血尿のような感じです。

肛門にも管が入ってます。何なのか・・・・。

直腸温度を計る。ここまでの熱傷だと腋下では体温は計れないと。


肉って焼くと縮みますよね。

全身熱傷だと、胸部も火傷している為に胸の表皮が縮んで固くなって

いるので、呼吸するための胸の上下運動が出来なくなるんですって。

そのために、電メスで胸を切開するんですって。


ウィンナーって、食べるとプリっと皮が弾けて中の柔らかい

肉が出てくるでしょ。あんな感じ。


って、食べ物で表現するなよ~・・・・って思うのですが。


次は母親が虐待で、男児にポットのお湯を掛けて熱傷。

体中に水疱が出来ていましたね・・・。


写真はないけど、話だけ聞いたのは、女子大生が4人で自宅で

しゃぶしゃぶパーティーをやっていたと。

お酒も飲んでいて、1人が酔ってテーブルにつっぷして寝ていた。

目の前にはしゃぶしゃぶのぐつぐついう鍋。

対面の人が足りなくなった具材を取りに行こうと立ち上がった瞬間

テーブルごとひっくり返り、寝ていた彼女の顔面にぐつぐつと

煮え立つしゃぶしゃぶの鍋が・・・・。


ICUで顔面をぐるぐるに包帯に巻かれた彼女の回りで

女子大生達は「ごめんね、ごめんね」と泣き崩れていたと。

唯一、寝ていて目をつぶっていた為に目には障害が残らなかった

と言っていましたが、「僕はしゃぶしゃぶを食べると思い出します・・・」



・・・・だからさ~、食べ物で覚えるのはよそうよ。


その他の熱傷は、爆破系で顔面をやられているものですかね。

気道熱傷の資料としてなんですけど・・・・。

眉毛、頭髪、鼻毛が焦げているもは気道熱傷を疑う。

ようは、体の中の空気の通り道の火傷ですね。

もちろん、呼吸ができなくなりますから。



外傷系もえぐかったですね~・・・・。

まず、落下。

大腿骨、太ももが裂けて骨が飛び出していまして・・・・。

足は明後日の方向を向いていましたね・・・・。


ローラーだかなんだかに手を挟んじゃったやつ。

あれ?それは紫色の手袋を脱ぐところですか?ってな感じで。

でも、その手袋の下は赤い肉ですよね?みたいな・・・・。


お腹に包丁がブッ刺さってるやつ。

うわ、刃が上向いてます・・・・。

抜かずにレントゲンを撮るわけですよ。

レントゲン写真では、背骨までキレイに刺さっているのが見えました。


どこぞのヤーさんの銃創。

全身もんもんの腹を裂き、術者2名が両手を腹に突っ込み

弾を探しているオペ写真・・・・。



極めつけは・・・・・。


首つり・・・・。


パンパンに顔は膨れ上がってますね。

絞痕も凄いですね。

締め上げた模様がはっきりとわかりますね。

首つり特有の眼瞼の出血痕も見ました。

まぶたをめくっている写真を丁寧に見せていただいているので。


首つりを発見した場合には結び目をほどいてはいけないんですよ。

もちろん、紐を切ってすぐさま助けるのはいいんですけどね。

結び目をほどいてしまったら、自殺なのか他殺なのか

わからなくなってしまいますからね。



ああいう高度医療のICUでは、通称、シャンデリアと呼ばれる

状態があるようでして。様々な器械に繋がれ、多くの点滴が

器械を通して流されるので、夜間に電気を消しても器械の

明かりで明るく、いろいろ吊らさがっているので、まるで

シャンデリアの様に見えるそうです。






私には無理ですね、救命救急は。苦笑。

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