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Question 9:Yes、Noの使い方がいまいちよくわかりません。教えてください。(24歳、アパレル系OL(…のつもり))
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Answer:
はい、これはかなり古典的な問題ですね。でも、日本人には結構ややこしいかも。ところで、どんな時にそう感じました?
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この間カリフォルニアに行って来たんですけど、乗った飛行機がノースウェストで、アメリカ人の客室乗務員がほとんどだったんですね。なので、英語頑張ったんですけど、その時にいろいろあったんです。
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なるほど。で、具体的には?
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まずは飲み物の注文の時。最初来た時は、「What would you like to drink?」はわかったので、「Coffee, please.」 で、上々の滑り出し。でも、その後もう一度戻ってきた時に、「Have some more?」 て言われたんです。よくわからなくて、Pardon? って言うと、「Dyu (Do you) want some more?」 て言われて、あ、コーヒーがもっといるって聞かれたと思ったので、いらなかったので、No...って言ったんです。そしたら、その人が、「Oh, you don’t want some more coffee.」と言って微笑んだので、その通り、いりませんよ、ありがとう、って気持ちで、「Yes, thank you. 」て、にこっと笑ったの。そしたら、Oh, okay. て言ったかと思うと、コーヒーをつぐんです。あっ、と思っても後の祭りというか、なみなみついですぐに別の席へ…。もう、超わかんない状態で、コーヒーはその後30分以上もトレイの上だったんですよ。もうホントに困っちゃいました。
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なるほどね。それから?
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その後、クーラーが寒いな~って思ってたら、別の人が毛布を持ってきて配ってるんです。私も欲しいと思って待ってたら「Don’t you need a blanket?」て言われて、「必要じゃないですか?」でしょ?だから、いや、欲しいです、て思って、「No, plea…」て、言いかけたら、すぐに通り過ぎるんですよ。失礼しちゃう。私、何か間違ってます?
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はい、ですね~。では、説明します。まず、このルールを覚えてください。「Yes、Noが答えとなる質問に対しては、相手がどんな質問の仕方をしようとも、その聞いている内容に対して肯定的ならYes、否定的ならNoと言うこと。」いいですか?
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というと、最初のコーヒーの場合は、「Do you want some more (coffee)?」の時は当然Noだけど、「You don’t want some more coffee.」て言われても、やっぱNoって言うべきで、その後の毛布の一件も、「Do you need a blanket?」に対しては当然Yesって答えてたけど、「Don’t you need a blanket?」に対しても、Yesって答えるべきだったってことです?
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その通りです。日本語の場合は、その文の意味(構造からくる意味)を肯定するか、否定するかで答えを出します。例えば、「たばこ吸うの?」という質問を例に説明しますね。吸わない場合は、当然「いや、吸わないよ(No, I don’t)」と答える。「たばこ吸わないの?」に対しては、「うん、吸わないよ(Yes, I don’t)」てね。つまり、「吸わない」を肯定するので、「うん(はい)」を使うわけです。
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なるほど。で英語は違うんだ。
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そう。英語は、「Do you smoke?」に対しては、吸わないから当然「No, I don’t.」そして、「Don’t you smoke?」に対しても、聞いているのは、吸うのか、吸わないのか、なので、吸わないんだから「No, I don’t.」と変わらない答えになる。毛布の件も一緒ですね。「Do you need a blanket?」に対して、欲しいから当然「Yes, I do.」で、「Don’t you need a blanket?」に対しても、その聞いてることは、欲しいか、欲しくないか、なので、答えはやっぱり「Yes, I do.」になるわけです。どうです、わかりました?
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う~ん、わかったような、わからないような。訳してたら頭が混乱しちゃう。
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ですよね。だから、いちいち訳さない。要は、相手が聞いている内容、いわゆるbottom line(肝心のところ)に対してYesかNoかを答えることです。そのために使われる文の構造、言い方は気にしない、というか、無視するんです。ではもう一度「たばこ吸うの?」を考えてみましょう。「吸わない」が答えですよ。以下の文を見てください。
Do you smoke? No, I don’t
Don’t you smoke? No, I don’t.
You smoke, don’t you? No, I don’t.
You don’t smoke, do you? No, I don’t.
どうですか?どんな文構造に対しても、要は吸わないんだから、No, I don’t. になるわけです。ね、英語の方が簡単でしょ?
今日は中学で勉強したはずの古典的な話題でしたが、これ、会話でポン、ポンって言うの、結構難しいですよ。あ、ついでに今日の話題の中で出て来たYes、No questionの否定疑問文、付加疑問文の作り方、その言い方、復習してみてくださいね。使うこつは、気持ちを入れること。相手に、「じゃないの?」「でしょ?」て感じで、気持ちを押し付けるくらいで言うと、意外に簡単に言えますよ。使ってみてくださいね。では、今日はこの辺で。See you soon!
(End of Story)
Question 9:Yes、Noの使い方がいまいちよくわかりません。教えてください。(24歳、アパレル系OL(…のつもり))
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Answer:
はい、これはかなり古典的な問題ですね。でも、日本人には結構ややこしいかも。ところで、どんな時にそう感じました?
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この間カリフォルニアに行って来たんですけど、乗った飛行機がノースウェストで、アメリカ人の客室乗務員がほとんどだったんですね。なので、英語頑張ったんですけど、その時にいろいろあったんです。
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なるほど。で、具体的には?
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まずは飲み物の注文の時。最初来た時は、「What would you like to drink?」はわかったので、「Coffee, please.」 で、上々の滑り出し。でも、その後もう一度戻ってきた時に、「Have some more?」 て言われたんです。よくわからなくて、Pardon? って言うと、「Dyu (Do you) want some more?」 て言われて、あ、コーヒーがもっといるって聞かれたと思ったので、いらなかったので、No...って言ったんです。そしたら、その人が、「Oh, you don’t want some more coffee.」と言って微笑んだので、その通り、いりませんよ、ありがとう、って気持ちで、「Yes, thank you. 」て、にこっと笑ったの。そしたら、Oh, okay. て言ったかと思うと、コーヒーをつぐんです。あっ、と思っても後の祭りというか、なみなみついですぐに別の席へ…。もう、超わかんない状態で、コーヒーはその後30分以上もトレイの上だったんですよ。もうホントに困っちゃいました。
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なるほどね。それから?
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その後、クーラーが寒いな~って思ってたら、別の人が毛布を持ってきて配ってるんです。私も欲しいと思って待ってたら「Don’t you need a blanket?」て言われて、「必要じゃないですか?」でしょ?だから、いや、欲しいです、て思って、「No, plea…」て、言いかけたら、すぐに通り過ぎるんですよ。失礼しちゃう。私、何か間違ってます?
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はい、ですね~。では、説明します。まず、このルールを覚えてください。「Yes、Noが答えとなる質問に対しては、相手がどんな質問の仕方をしようとも、その聞いている内容に対して肯定的ならYes、否定的ならNoと言うこと。」いいですか?
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というと、最初のコーヒーの場合は、「Do you want some more (coffee)?」の時は当然Noだけど、「You don’t want some more coffee.」て言われても、やっぱNoって言うべきで、その後の毛布の一件も、「Do you need a blanket?」に対しては当然Yesって答えてたけど、「Don’t you need a blanket?」に対しても、Yesって答えるべきだったってことです?
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その通りです。日本語の場合は、その文の意味(構造からくる意味)を肯定するか、否定するかで答えを出します。例えば、「たばこ吸うの?」という質問を例に説明しますね。吸わない場合は、当然「いや、吸わないよ(No, I don’t)」と答える。「たばこ吸わないの?」に対しては、「うん、吸わないよ(Yes, I don’t)」てね。つまり、「吸わない」を肯定するので、「うん(はい)」を使うわけです。
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なるほど。で英語は違うんだ。
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そう。英語は、「Do you smoke?」に対しては、吸わないから当然「No, I don’t.」そして、「Don’t you smoke?」に対しても、聞いているのは、吸うのか、吸わないのか、なので、吸わないんだから「No, I don’t.」と変わらない答えになる。毛布の件も一緒ですね。「Do you need a blanket?」に対して、欲しいから当然「Yes, I do.」で、「Don’t you need a blanket?」に対しても、その聞いてることは、欲しいか、欲しくないか、なので、答えはやっぱり「Yes, I do.」になるわけです。どうです、わかりました?
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う~ん、わかったような、わからないような。訳してたら頭が混乱しちゃう。
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ですよね。だから、いちいち訳さない。要は、相手が聞いている内容、いわゆるbottom line(肝心のところ)に対してYesかNoかを答えることです。そのために使われる文の構造、言い方は気にしない、というか、無視するんです。ではもう一度「たばこ吸うの?」を考えてみましょう。「吸わない」が答えですよ。以下の文を見てください。
Do you smoke? No, I don’t
Don’t you smoke? No, I don’t.
You smoke, don’t you? No, I don’t.
You don’t smoke, do you? No, I don’t.
どうですか?どんな文構造に対しても、要は吸わないんだから、No, I don’t. になるわけです。ね、英語の方が簡単でしょ?
今日は中学で勉強したはずの古典的な話題でしたが、これ、会話でポン、ポンって言うの、結構難しいですよ。あ、ついでに今日の話題の中で出て来たYes、No questionの否定疑問文、付加疑問文の作り方、その言い方、復習してみてくださいね。使うこつは、気持ちを入れること。相手に、「じゃないの?」「でしょ?」て感じで、気持ちを押し付けるくらいで言うと、意外に簡単に言えますよ。使ってみてくださいね。では、今日はこの辺で。See you soon!
(End of Story)