耳鳴りについて久しぶりに書いたら、てつおさんという方から初めてのコメントをいただき、また、わが親愛なるのこたんさんも、ご主人が耳鳴りに悩んでおられることを書かれ、以前コメントをいただいたことのあるゼンさんからも、同じ大阪に住んでおられて同じ病院へ行かれているということをお伝えいただきました。また、少し前にはgleam1031 さんから、効果的な生活改善の実践について貴重な情報をいただいたりしました。
こうしたコメントをいただき、僕自身、ものすごく励まされています。
悩んでいるのは自分一人ではない、といえば不謹慎かも知れませんが、
共通の悩みを抱えているということが、孤独感を癒してくれるのでしょうね。
特に耳鳴りは、自律神経との関わりも大きく、医師の中には、
「耳鳴りはウツ的症状のひとつ」と言い切る医師もいます。
でも、自分はウツではない…と断固思うことが大切なのですよね。
ウツなんてことを思い始めると、本当に体が動かなくなり、
人と会うことも、嫌になります。
徐々に引きこもりがちになります。
そして何もかもが、嫌になります。
そんな悪循環だけは、絶対に避けなければ。
耳鳴りに悩み、「あぁ、自分は一生この音に悩まされるのか…」
と深刻に思い詰めると、絶望感しか残りません。
でも、生きている限り、「絶望」だけはしたくない…と思っています。
耳鳴りのない静かな環境、というものがどんなものだったのか…
僕はもう、忘れてしまいました。
でも、先日のこと。
お昼に親戚の人にご馳走になり、焼酎お湯割りをしこたま飲みました。
実はその夜、以前勤めていたところの人たちとの飲み会の約束がありました。
ところが、昼に飲みすぎて体調を崩してしまいました。
そして、なんと、夜の約束を忘れてしまったのです。
翌日、携帯電話に、約束をしていた人たちからの着信や留守電がいっぱい入っていました。「うぅぅ…」と僕は死んでしまいたい気持ちでした。
しかし…。
飲みすぎて体調を崩し、帰宅してバタンと倒れて、朦朧としていた時。
時々目が覚めたのですが、そのとき、…耳鳴りが聞こえませんでした。
頭ボケボケだったのに、それだけは、鮮やかに記憶に残っています。
シーン、と静まり返っていました。
まるで夢を見ているようでしたが、決して夢ではありません。
酒で、脳がどひゃ~んとびっくりしたのか、耳鳴りが消えたのです。
「あぁ、耳鳴りがないというのは、どれだけ快適なんだ…」
そう意識した瞬間、キーンとまた耳鳴りが戻ってきました。
その間、わずか10秒ほどでした。
翌日、何の連絡もせずに約束をすっぽかした自分に、嫌悪感を抱きました。
ストレス…
日ごろから、やはりそういうのが溜まっていて、飲酒が過ぎてしまうのか。
そのストレスの原因は耳鳴りなのか…と、いささか言い訳がましく考える。
「あかんなぁ、ボクは…」と、落ち込む一方でした。
そんなとき、わずか10秒とはいえ、耳鳴りが消えたことを思い出しました。
それが、その日の唯一の救いでした。
耳鳴りが消える日。
そんな日が、再び訪れる…わけ、ないか?
いやいや、悲観してはいけない。
とにかく希望を持とう。…そう思いながら、昨夜約束をすっぽかした人たちに、お詫びメールを打ちました。
とりとめのない文章になってしまいましたが…
ここまで書いたら、なんとなく気持ちがスッキリしました。
僕は、このブログを、「耳鳴りサプリ」にしているのかも知れませんね。
*追伸
「耳鳴サプリ」と言えば、先日、同じ耳鳴りで悩んでおられる yukari さんから、耳鳴りを緩和するCDをいただきました。モーツァルトの音楽や自然音などが入っているそのCDを、ウォークマンに取り入れて聴いています。とても気分がいいです。
yukariさんは今、お父様の看病に明け暮れる毎日で、こちらへくださっていたコメントも途切れましたが、お父様が快癒されたら、また書き込んでいただけると思います。yukariさんの明るく楽しいコメントを読むと、耳鳴りに悩む人たちも勇気付けられると思いますので、再びその日が来るのを心待ちにしています。