晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

霊感

2005年05月10日 16時51分58秒 | その他
私は子供の頃から 唯物論者でした。
人間なんてただの物質。死んでしまえば 焼けば灰、そして土に帰る。それだけ。何も残りはしない。
今思えば、そう思っていたのは 自分を含む周りの人たちに まったく霊感なるものがなかったせいだと思う。 人は自分の目で見たもの意外は そうそう信じられない。想像力の欠如かもしれませんが。

長じて 霊的体験をした人の話を聞く機会が多くなりました。
有名な作家さんの そういう文にもよく出会います。
一番 ぞっとしたのは 三浦朱門氏が 遠藤周作氏と地方の旅館で おばあさんの霊に遭遇したお話。
すでに有名なこの方達が 世間的にアレルギー反応を起こしやすい霊体験の話を作り話としてするとは思えません。
その後も 夫の父親が 死の直前 「ゆうべ 家族や親戚の家を回って 挨拶をしてきた。」と言っていたと言う話を聞きました。 もちろん病院のベッドで眠っていたはずですが、事細かに 各家の状況を語ったそうです。 これは私が嫁ぐ前なので 夫の話を信じれば、とても不思議な現象です。
福祉で社会的な活動をしている知人は お母様と「死んだら絶対会いに来てね。」と強く約束したそうです。するとお葬式の夜に早々と会いに来てくれたそうで。 仮眠を取っている知人のご主人の背中が ぼーっと青くなり お母様の姿が現れ そして言ったそうです。「約束したから会いに来たけど これは大変疲れること。なんとかお前の旦那の体を借りて出てこれたよ。もう二度とは来れないからね。」 そういうと すーっと消えたそうです。 その知人はとても霊感が強く 彼女のうちでお酒を酌み交わしている時、何度も 電源の入っていないラジオが鳴ったり、止めてある車のライトが点いたりしました。

実は 私のうちの床の間に 誰かがいるそうです。
我が家は誰も霊感がないので見えませんが、うちに来た人 数人に同じ事を言われました。
ある人は 「女の人がいるね」。 またある人は 「姿はわからないけどお線香の煙がたなびいているよ。」
家を建てた直後からいるようで もう20年にもなります。 けれどたいした悪いことも起こらず、平和に暮らせているところから 「きっと私達を守ってくれているご先祖様だね。」といいように解釈しています。
実害と言えば・・夫から「ご先祖様がいらっしゃるんだから、もうちょっときれいに掃除すれば!」と注意される事くらいかな。