ニャンコはすっかり目が冴えてしまいました。それはそうです。今日も一日 ご飯を食べている時とご飯をおねだりしている時以外 ずっとうつらうつらとして過ごしたのですから。
薄明りの下 目を凝らすとワンコがお母さんの足元に丸まって寝ています。そっとワンコのおでこを舐めます。「あそぼ!」
ワンコは今まさに眠りにつこうとしています。宵っ張りのお母さんに付き合って今日も遅くまで頑張りました。もう限界です。ニャンコがおでこを舐めている気配。無視する事に決めました。
ニャンコはじれったくなりました。「あそぼってば!」。 ワンコの耳の中を舐める事にしました。ここはワンコが必ず反応してくれる場所。ぺろぺろ・・
ワンコはゾクゾクとしました。耳の中は弱いんだ。うるさそうに首を振ってニャンコを追い払おうとします。
「にゃあ、あ、あ、」。ニャンコは戦線布告。少し後ずさり、攻撃の姿勢をとり、片方の前足をちょっとだけ浮かせました。そして、見事。急所であるワンコの喉元に噛み付きました。
首周りに毛がわさわさしているコーギーのワンコにはこの攻撃は効きません。
少しの間 ワンコは迷いました。眠いからお母さんに助けを求めて擦り寄っていこうかな。そうすれば、眠りながらなでなでしてくれるお母さん。ニャンコはもう手出しはしません。だけど、、、
ワンコは立ち上がりニャンコと闘う事にしました。ニャンコの首を噛みます。決して本気で噛んだりはしません。あくまであま噛み。友達だもん。
ニャンコは嬉しそうにワンコの攻撃から身をかわすと、今度は耳を狙ってカプッ。
ワンコはこれにはかないません。「キャン!」とちいさく鳴くと身をくねらせて なんとか脱出。
ニャンコは二本足で立ち上がり、勇猛果敢に攻めます。
対して ワンコは横になり、腹を見せながらの攻撃。しかし上から襲ってくるニャンコになすすべなし。本来なら ニャンコの顔くらい一口でガブッとできるのになあ。
ひとしきり、ニャンコの思うようにさせると、ワンコは立ち上がりました。「もうこれでお開き!」
ワンコはニャンコにのしかかりました。どうだ。これで身動き取れないだろう? そうしておいて、ニャンコの背中と言わずお腹と言わず、あま噛みし放題だ。
ニャンコはワンコの体の下から必死で脱出を試みた。けれど14キロ対5キロ。なかなか上手くいきません。
ほうほうのていで抜け出したニャンコ。ピューとワンコの手の届かない場所へ逃げ込みます。
あーあ、体がワンコのヨダレでグシャグシャ。 ボク綺麗好きなんだよね。 せっせと自分で舐めて毛づくろい。
ワンコは満足しました。これで今日はもうニャンコに邪魔されないで眠れるぞ。お母さんの体にくっついて今度こそ夢の中へ。
ニャンコは綺麗になった体で部屋を見回し、まだ少し残っている興奮を冷ますため、部屋中を走り回り、お母さんが起きていたら必ず怒られるソファでの爪とぎを心ゆくまですると やっと溜飲を下げた。
「ふぁ~」眠くなってきた。 積まれたお座布団の上で寝るとするか・・・。
これが我が家では毎夜繰り返されています。 私はいっさい関知しない事にしています。
薄明りの下 目を凝らすとワンコがお母さんの足元に丸まって寝ています。そっとワンコのおでこを舐めます。「あそぼ!」
ワンコは今まさに眠りにつこうとしています。宵っ張りのお母さんに付き合って今日も遅くまで頑張りました。もう限界です。ニャンコがおでこを舐めている気配。無視する事に決めました。
ニャンコはじれったくなりました。「あそぼってば!」。 ワンコの耳の中を舐める事にしました。ここはワンコが必ず反応してくれる場所。ぺろぺろ・・
ワンコはゾクゾクとしました。耳の中は弱いんだ。うるさそうに首を振ってニャンコを追い払おうとします。
「にゃあ、あ、あ、」。ニャンコは戦線布告。少し後ずさり、攻撃の姿勢をとり、片方の前足をちょっとだけ浮かせました。そして、見事。急所であるワンコの喉元に噛み付きました。
首周りに毛がわさわさしているコーギーのワンコにはこの攻撃は効きません。
少しの間 ワンコは迷いました。眠いからお母さんに助けを求めて擦り寄っていこうかな。そうすれば、眠りながらなでなでしてくれるお母さん。ニャンコはもう手出しはしません。だけど、、、
ワンコは立ち上がりニャンコと闘う事にしました。ニャンコの首を噛みます。決して本気で噛んだりはしません。あくまであま噛み。友達だもん。
ニャンコは嬉しそうにワンコの攻撃から身をかわすと、今度は耳を狙ってカプッ。
ワンコはこれにはかないません。「キャン!」とちいさく鳴くと身をくねらせて なんとか脱出。
ニャンコは二本足で立ち上がり、勇猛果敢に攻めます。
対して ワンコは横になり、腹を見せながらの攻撃。しかし上から襲ってくるニャンコになすすべなし。本来なら ニャンコの顔くらい一口でガブッとできるのになあ。
ひとしきり、ニャンコの思うようにさせると、ワンコは立ち上がりました。「もうこれでお開き!」
ワンコはニャンコにのしかかりました。どうだ。これで身動き取れないだろう? そうしておいて、ニャンコの背中と言わずお腹と言わず、あま噛みし放題だ。
ニャンコはワンコの体の下から必死で脱出を試みた。けれど14キロ対5キロ。なかなか上手くいきません。
ほうほうのていで抜け出したニャンコ。ピューとワンコの手の届かない場所へ逃げ込みます。
あーあ、体がワンコのヨダレでグシャグシャ。 ボク綺麗好きなんだよね。 せっせと自分で舐めて毛づくろい。
ワンコは満足しました。これで今日はもうニャンコに邪魔されないで眠れるぞ。お母さんの体にくっついて今度こそ夢の中へ。
ニャンコは綺麗になった体で部屋を見回し、まだ少し残っている興奮を冷ますため、部屋中を走り回り、お母さんが起きていたら必ず怒られるソファでの爪とぎを心ゆくまですると やっと溜飲を下げた。
「ふぁ~」眠くなってきた。 積まれたお座布団の上で寝るとするか・・・。
これが我が家では毎夜繰り返されています。 私はいっさい関知しない事にしています。