晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

前世

2005年05月25日 13時30分35秒 | その他
作家の高橋克彦氏は、小さい頃軍艦がとても好きだったそうです。
それなのに、水にはものすごい恐怖心を抱いていて、水に顔をつけることが未だにできないとか。
その高橋氏がある預言者の方に 「あなたは前世で軍艦の設計者だったことがある。そして自分の設計した船が沈没し水死している。」と言われ、前世の存在を信じ始めたそうです。

それは、人間というものが輪廻転生しているということですよね。
以前にも書きましたが、私は唯物論者からまだ完全には抜け出ていないので、にわかには信じがたい話です。
氏は、天寿をまっとうしてなくなった方には前世の記憶は残りにくいようだと言われています。
非業の死を迎えた人、ひどい恐怖を味わって亡くなられた方が、生まれ変わってもその恐怖が忘れられず、記憶として残っている場合が多いとか。

前世は一つではありません。輪廻というくらいですから、いくつもいくつも前世があるわけですが、私は、わけもなく怖い!と思うものはありません。
たとえば、先のとがった物が何故か怖い!とか、ブツブツしたものを見ると鳥肌が立つほど気持ちが悪いとか、まるでありません。
私は、過去の世において、ひどい恐怖に怯えた事がないのでしょうか。

ただ、無性に懐かしい気がするものがあります。
実際、自分の目で見たことも 行った事もないのですが、断崖に掘られている家や洞窟、断崖仏さえ、ひどく懐かしく思えるのです。
これが普通の洞窟では駄目なのです。断崖でないと。
いろいろな国に、断崖を利用して穴をあけ住居としていた地域があるようです。
もし、輪廻転生がありえるとすれば、私の前世の一つはそのあたりにあるのでしょうか。
一度、見に行って見たいものです。
その時、私の前世の記憶は目覚めるのでしょうか?