しかし世の中には、感謝の苦手な人がいる。
ウソでもいいから感謝してしまえ、といっても、それがどうしても出来ないという。
そういう人にはこう考えてもらうしかない。
私には2人の親がいる。
2人の親にもそれぞれ2人の親がいる。
この4人の祖父母にもそれぞれ2人の親がいる。
このようにたどって20代前まで数えると、104万8576人の先祖がいたことになる。
それが30代前になるとだいたい平安時代の末期で、先祖の統計は、10億7374万1824人という膨大な数になる。
この10億7374万1824人のうち、たった一人でも何かの拍子に早死にしたり、男女の組み合わせがひとつでも違っていたら、あなたは生まれてこなかった。
それぞれの人が、それぞれの人生を懸命に真剣に、けなげにまっとうしてくれたから、「私」がいる。
10億7374万1824人の先祖全員に「ありがとう」というべきだろう。
だからあなたが今ここに、こうして生きていることは、確率として見れば、奇跡としかいいようがない。
年末ジャンボ宝くじの当選確率(1千万~5百万分の1)など、それと比べればあまりにも大きすぎる。
誰でも当たると思えてくる。
それほどの難関を突破して、今、ここにたどり着いたのだから、あなたは最高にツイているし、最強の強運の持ち主だ。
人生に感謝せずにいられるわけがない。
その素晴らしい人生で出会うことの出来た“軌跡”が、今、あなたの目の前にいる人たちである。
両親や妻、子ども、友人はもちろん、職場のライバル、意地悪な上司、その身勝手さに、
散々泣かされてきた取引先の担当者にさえ、感謝したくなる。
その顔を見るたびに、「ツイている」「またツイた」と喜ばずにいられない。
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