お誕生日、おめでとう

HAPPY　BIRTHDAY


今日は、丸ちゃんの誕生日、と同時に、
我が家の三人の娘たちの誕生日でもあります。


手作りケーキを焼きながら、
母は、この１６年間を思い出して、少し、感傷に浸ってます。

思えば、あっという間の１６年。


母の子供に生まれてきてくれて、ありがとう。
３人、一緒に生まれてきてくれて、ありがとう。
ここまで無事、育ってくれてありがとう。

いろんなこと、乗り越えた１６年。

パパはいっつも、お家にいなくて、
家族で出かけることも少なくて、
４人の子供を連れて出るとなると、大変で、

参観日も運動会も、親子行事も、
手が足りなくて、母だけがバタバタして、
ちっとも、落ち着かなかった、保育園、小学校時代。

友達や、先生や、学校や、
いろんなことに不満をもって、イライラしてるあなたたちに、
なんの解決の方法も教えてあげられなかった、
行方を見守ることだけ、しかできなかった、中学校時代。

∞に出会えて、母子の会話も増えましたね。

気の回し方がピントハズレで、頼りない母だけど
瞬間湯沸かし器のように、感情を爆発させる母だけど、

あなたたちが、大好きです。

あなたたちは、父の、母の、自慢の娘たちです。

父は、もうずっと、家族と離れて暮らしてるから、
どんどん成長して、
帰国するたび、娘らしさを増して行くあなたたちが、
まぶしくて仕方ないようです。
だから、心配も人一倍。
普段は無口で、つかみ所がない父だけど、ね。

父にとって、幸いなのは、
普段家にいない分、思春期の娘特有の父親への反発を、
あなたたちが、もっていないことでしょうか。

３人とも、父のこと、大好きだもんね。


『なんで、３人一緒に、生んだの?』
って、

昔、あなたたちが、ひとりひとり別々に聞いてきたことがありました。
覚えてるかな？

答えたよね。
『母が欲張りだったから』って。

母は、実を言うと、子供が出来にくい性質で、
お兄ちゃんの時も、病院に通いました。
だから、
２人目が欲しいなら、早く治療を開始しないと、
自然には恵まれないことはわかってました。

基礎体温、ホルモン剤、排卵誘発剤。
周期的に飲むお薬から、毎日打つお注射まで。
まだ小さいお兄ちゃん連れて病院通い。
お腹の大きい妊婦さんみると、うらやましいやら哀しいやら。
パパには、精子検査まで受けてもらって、
ちょっと気まずい時期もあったり。
あげく、
生理が来ると、がっかり、して。
自分の身体が「欠陥商品」扱いされる言葉に、何度、傷ついただろう。

でも、
そうまでしてでも、
あなたたちに、会いたかったんだ。

本当は、順番に生んであげられたら、
その方が、よかったのかもしれない。
ちゃんと、ひとり一人に、手をかけて、
ゆったりと、育ててあげられたかもしれないけど。
あなたたちにとっても、
その方がよかったのかもしれないけど。

でも、ね。

きっと、３人一緒に生まれたことには、
意味があると思うんだ。
この先、どんな未来があなたたちに用意されてても、
お互いの存在は、きっと、支えになる。
少なくとも、母は、そう信じてる。


三人一緒に、生まれてきたことが、いつか、あなたたちの誇りになりますように。


お誕生日、おめでとう。



いつか、このブログに気づくかな？

そのときまで、
今の母の言葉は、娘には内緒ですね。

面と向かっては恥ずかしくて、とても言えそうにないから。