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コガネグモを、頻繁に見かけるようになりました

2011-08-08 | 自然観察(生き物)

苦手な人は、すみません。
クモのアップが続きます。

浮島ヶ原自然公園の進入路で、コガネグモを複数見かけるようになりました。
最近、コガネグモがなかなか見られなくなってきているので、いい傾向です。



そのうちの1つの巣には、なにやら白い物体が。
コガネグモからみても、けっこうな大きさです。



よくよく見ると、白い糸でぐるぐる巻きにされたアブラゼミでした。
こんな大きな昆虫でも、ひっかかるんですね。

コガネグモは、「蜘蛛合戦」「蜘蛛相撲」などに使われ、古くから日本人にはなじみのあるクモです。強いクモを育てる達人もいるのだとか。

ただ、農薬に弱いので近年ぐっと数を減らしてきました。
しかし、耕作放棄地が増えたり、無農薬農法が増えてきたりしたことで、少しずつではありますが、また数を増やしてきているようです。

巣がやっかいではありますが、人間にとっての害虫を食べてくれる役割もある生き物です。
どうしても嫌われてしまうことの多いコガネグモですが、このコガネグモが安心して暮らせるような環境を維持していくことが大切なのでしょうね。