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ナガバノウナギツカミを確認しました

2011-08-13 | 自然観察(植物)

浮島ヶ原自然公園に咲いていたタデ科の花。
9月にたくさん咲くアキノウナギツカミとは、なんか雰囲気が違います。
葉も違う感じだし、花も華やかな気がしました。
さっそく、図鑑を持ってきて検索。



花柄には、赤い腺毛がたくさんあります。
花の数も10個以上がまとまっています。



葉の形は、長被針形。基部が鉾型…なんですが、この葉は丸まっていますね。
でも長い葉柄があるので、アキノウナギツカミとは違います。色も濃い緑色。
タデ科は、葉と茎がつながる部分にある托葉鞘で見分けます。
先がちょっとギザギザで、短毛がありました。
茎の棘も小さくて、指先で下から上へ撫でるとひっかかりを感じるぐらい。

したがって、ナガバノウナギツカミと同定しました。
ナガバノウナギツカミは、環境省レッドリストで準絶滅危惧の植物です。
静岡県では、ランク付けされていませんが、山形県では絶滅、秋田県と新潟県では絶滅危惧I類となっており、地域によっては数を減らしているようですね。

これで、公園の絶滅危惧種が1つ増えたことになります。
昨年までも咲いていたけど、見落とされていたのかもしれませんね。
数株しかないので、ちょっと注意してみていこうと思います。